『正体』読了

冤罪事件を主題にした犯罪小説。

最後まで冤罪で死刑囚となった主人公は自ら語るのではなく、常に第三者による観察から人物像が浮かび上がるように描かれていて、途中まではどうして死刑囚がこのようなことを...?と思う構成で、最後まで飽きさせずに読める小説でした。