『虚構の法治国家』読了

元裁判官と元検察官のお二人による、裁判所機構と検察機構によるもたれあい状態の現況を分析し、批判したもの。

コロナ禍以前に発刊された本ですが、今でもあまり状況は変わっていないかと思います。まぁ普通に生活していればあまりお世話になることはないのだろうけど、刑事裁判の有罪率は99.9%とのことなので、いったん引っかかると、ほぼ間違いなく有罪になるというのは、法治国家としてあるべき姿なのかというのは考えさせられます。

本書ではまだ結果が出ていない『美濃加茂市長事件』についても冤罪の可能性がある案件として最後に触れていて、著者がかなり危機感を持っているのもよく分かりました。