『Laughing gor之變節』観ました。

謝天華(マイケル・ツェー)、黄秋生(アンソニー・ウォン)、呉鎮宇(フランシス・ン)主演、他出演は陳法拉(ファーラ・チャン)、元彪(ユン・ビョウ)、葉翠翠(トレーシー・イップ)、周美欣(ロレッタ・チョウ)、呂慧儀(コニー・ルイ)、陳爽(シェエリー・チェン)等。邱禮濤(ハーマン・ヤウ)監督作品です。

例によってあらすじは香港電影迷宮さんのblogでどうぞ。

■[見る][香港映画]《Laughing gor之變節》:2007-08-15 - 香港電影迷宮 blog

タイトルの『Laughing gor』ってどういう意味だろう、と思っていたのですが、映画を見てわかりました。謝天華が演じるのが『笑哥』。笑、を英語にして広東語で発音すると『Laughing gor』、ということでした。つまり『笑哥之變節』、笑哥の変節がタイトル。

元々はTVBのテレビドラマ『學警狙擊』で謝天華が演じていた脇役の『Laughing哥』が主役を喰うほどの大人気になり、彼が劇中殉職した後、彼の復活を願う声がたくさん届いたとか。

そのため、テレビ版の前日談として、彼をメインに映画化したそうです。日本では良くあるテレビドラマから映画化、の流れですが、香港では多分初とのこと。映画の冒頭でTVBと邵氏兄弟(ショウ・ブラザーズ)のロゴが出てきて、何でだろう、と思っていたのですが。

黄秋生を囲む女性陣に葉翠翠、周美欣、呂慧儀、陳爽がいますが、葉翠翠と周美欣、呂慧儀はTVBが毎年主催している香港小姐(ミス香港)、陳爽もミスコン出身でTVB所属のモデル・女優で、TVBが売り込みたいがために起用した感があります。ちょっと気になって調べてみたら、呂慧儀は香港科技大学出身。僕と同窓生ではないですか(笑)

それにしても黄秋生と呉鎮宇の怪演っぷりはさすが!特に黄秋生は薄化粧してゲイっぽく見せつつ、美女を複数人常に侍らすという倒錯した役柄を見事に演じきってます。

久しぶりに観る元彪、すっかりオッサンな感じが…しかし全くアクションシーンがないのにちゃんと様になってます。演技力が増した、ということでしょう。

なかなか見応えのある映画でした。この夏は面白い映画が多くて香港は楽しいです。