我々に出来ること。

久し振りにblogが全く書けなくなってしまいました。その間にサーバが完全移行しました。このblogを久し振りに見に来てレイアウトが変わってビックリされた方もいるかと思いますが、その件はまた今度。

blogの移行に伴い過去の記事を確認していたのですが、2007年にこんな記事を書いていました。

海外発の新潟大震災による柏崎原発への影響

今読み返してみて、「柏崎」を「福島」に読み替えると...あら不思議。まぁそれ以上は書きません。

blogが書けなくなったのはblogを移行していたからではなく、また東北大震災の精神的影響でもなく。仕事が忙しすぎて考えて書く時間を取れなかったからです。暫くそんな状態が続くので、不定期更新になりそうです。

そんな間に、HKUST MBAの日本人卒業生及び現役の学生達の間で、emailにて活発な議論が行われています。それはもちろん、「東北大震災で被害を受けた地域、人々に対し、何が出来るのか、何をすべきか」ということ。

地震発生後10日あまり。この間様々な人がblog、Twitter、Facebookなどで「義援金を送り、仕事と日常的な消費活動をする」ことが被災しなかった人々に出来る事、ということを発信されています。

確かに素晴らしいことです。何もアクションを起こさないよりは、間違いなく。でも天の邪鬼な僕は読む度に思います。


それってホント?

あなたに出来るのはそれだけ?


傲慢な問いかけかも知れません。確かに圧倒的大多数の人は、それだけなのかもしれません。

でも、本当はもっと他にやれることがあるはず。ただ、出来ない理由だけを考えて、上記以外のアクションを起こしていないのでは?

MBAで学ぶことの一つに「Think out of box」というのがあります。これは常識の枠にとらわれないで自由に発想することで、今までに無い考えを生み出すこと。今必要なのはこれなんじゃないかな、と思います。

HKUST MBAの日本人達が今、アクションプランとして考えているのは、義捐金はもちろんの事、中長期的に被災地域、被災者の方々へいかに貢献するかという視点で、かなり創造的なことを考えています。

どこまで実現出来るかわかりません。でも出来ない理由をあれこれ考えてあきらめたりせず、どうしたらハードルを乗り越えられるか、考えています。

形になったらこのblogでも呼びかけていこうと思います。今日のこの記事を読んだみなさんも、義捐金を送ったところで思考停止せず、もう一歩踏み込んで何が出来るのか、考えて貰えたらと思います。