朝一のMaxときとはくたかを乗り継いで、一路富山へ。今回の帰国の主目的は、大学4年生だった1997年に参加した、富山県山田村(当時)にて行われた「山田村ふれあい祭」の、15周年同窓会に参加するため。
「山田村ふれあい祭」を簡単に表現すると、パソコンボランティア。当時インターネットインフラ普及率で全国トップクラスだった富山県山田村に赴いて、1週間の間に村民の皆さんのパソコンを設定したり、インターネットの使い方を教えたり。その代わりに村民の有志の方々から、村でしか出来ない自然の中のアクティビティ(虫取り、座禅修行、川遊び、星空観望会等々)を企画して頂き、相互交流を図ったのでした。
その後代替えして2回、計3年続いたこのイベントも終了しましたが、初年度に参加した仲間は15年の時が経っても未だFacebookやTwitterでゆるーく繋がっていました。昨年辺りから、久し振りに山田村に行こうという気運が高まり、何人かのメンバーが中心となって事前の打ち合わせから、当日のスケジュール調整などを買って出てくれて、無事開催の運びとなったわけです。香港にいる僕はそれらを見ていただけで何も準備作業にお手伝いが出来なくて少々申し訳ない気持ちでしたが。
当時は関東・関西を中心に全国から80人くらいの大学生が集まりましたが、今回はさすがに仕事や家庭の都合で、10名、及びその家族12名、計22名。
僕はお昼頃富山駅に到着。駅が改装中でびっくり。北陸新幹線のための工事で、かなり構内狭くなっていました。いつになったらできるのやら...。ここで四国からドライブしてきた村川夫妻と合流。村川氏とも6,7年ぶりですが、相変わらず。まずは腹ごしらえ、ということで、僕のオススメ黒ラーメンのお店『太喜 本店』へ。
ここは僕が富山に住んでいた頃から何度も行ったお店。今でこそ「富山ブラックラーメン」として類似店も出ていますが、ここが元祖です。当時は総曲輪に1店舗だけだったのに、人気が出たためか今では4店舗あります。本店の特徴は、やはり味が違う(らしい)のと、ラーメン(の大中小)しかメニューがないという単品勝負。他店はラーメン以外に白ご飯があるそうで、味が濃すぎるという向きの方はご飯と一緒に食べるのだとか。
そんな邪道は許すまじ(笑)、と村川夫妻連れて本店行きました。二人はかなりしょっぱそうな顔をしていましたが完食。僕はもちろん完食の上、スープも結構飲んでしまいました...体には良くないと分かりつつ。
食後は富山空港へ。ここで室蘭から飛んできた鳥山君をピックアップ。彼も変わってない...。4人になって山田村へ。いや、今は富山県山田、です。2005年に富山市に合併されたため、現在は村としての自治体は残っていないのです。
村に入って、いくつかの行政絡みの建物、看板を見ましたが、ことごとく「村」が無くなっていました。民間のものではまだ「村」表記が残っていたので、その対比が、行政の強い意志を感じさせました。
14時半頃、宿泊施設である「ささみね」到着。チェックインして直ぐに仲間達と村民の皆さんに、BBQ場で再会。皆さん変わっていない!いや、家族連れが多いのは大きく変わったところかな。とにかく再会を喜び合うのもつかの間、直ぐに子供達を川遊びに送り出し、残った大人達+元学生達が、村の現状と、村の活性化案を話し合い始めました。
詳細は省くとして、良かったのはとにかく村民の皆さんが今なお元気で様々な活性化活動をしていらっしゃるということ、そして今回の議論も元学生達は弾み車をちょいと推しただけで、あとは村民の皆さんから様々な意見が出てきて議論が盛り上がったこと。我々外部の者が出来るお手伝いは、学生時代以上に限られたものになってしまうため、やはり村民の方々が自主的に動かないと地域活性化は難しいのですが、そのハードルは越えられそうな感触を持ちました。
16時頃まで熱い議論を交わし、その後Facebook用の写真を撮りに村を散策。しかし途中で土砂降りになってすごすご戻ってきました。平地では降っていないようだけど、山の中だけ土砂降りらしい。宿に帰ってきて早速温泉。海外に暮らしていると湯船に浸かる事もままならないので、温泉は非常に嬉しい。また温泉がいかに貴重な観光資源か、海外にいると改めて気がつきます。
19時半からは、山の上に移動して星空観望会。こんなに広い空を見るのは本当に久し振り。香港の空は高層ビルのせいで非常に小さいので...。土砂降りのおかげで空気も綺麗になって、たくさんの星が見れました。小一時間ほどで宿に戻り、今度は花火大会。といっても持参したやつですが。僕はもっぱら写真撮影にいそしみましたが、個人用の花火を見るのも久し振り。大人も子供もはしゃいでました。
21時半頃から、再度議論タイム。なのですが、夕飯食べてなかったので、昼間のBBQの残りの焼きそばや、うどん県から来たメンバーの差し入れのうどんを食べたり、なんだかぐたぐたのまま0時近くまで。