香港の民主化デモについて その12

なんだか僕らが旅行で香港を空けているときに限ってデモの進展があるようで...。

まだ日本にいた昨夜未明、旺角の占領地域が警察によって強制排除されました。どのような排除だったのかは、Wall Street Journalのビデオを見ていただければ分かると思います。

Dramatic Video Shows Police Clearing Out Mong Kok:Wall Street Journal

本来旺角は雨傘革命の中心地ではなく、自然発生的に占領が始まったもので、学生達が中心になっているわけでもなければ特にとりまとめをしている団体・個人がいるわけでもないのです。そういう意味で雨傘革命や学生達を支持している人の中でも旺角占拠に関しては懐疑的だったり意義を見いだせない人も少なくなかったです。僕もその一人。

元々数日前から裁判所による占拠区排除の命令が下っていて、法的根拠はあり、いつ排除が行われてもおかしくない状況でした。上記の通り、学生達のあずかり知らぬ所で発生した占拠区であるにも関わらず、学民思潮(スカラーリズム)の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)召集人を始めとした今回の雨傘革命のリーダー達は旺角に乗り込んでいました。危険を冒してそこに行った意図は正直僕には分かりません。その行動のため148名の逮捕者の中に、黄之鋒もいました。

覚悟を決めて現れたのは間違いなく、それが表情にも表れています。