学歴コンプレックス

昨日ぜみちょと「学歴コンプレックス」ということをちらっと話していました。

僕自身は、今はコンプレックスはないです。ただ、入学当初はやはりありました。「どこの大学?」と聞かれたときに「あれ、どこの大学だっけ?」なんて思うことがしょっちゅうだった一年の頃(苦笑)。

実際、一年の夏頃までは本気で仮面浪人を考えていたし。「まだ今から勉強しても間に合うな」なんて。でも、親にこれ以上の負担はかけれないと思ったし、なにより2浪してまで入る価値のある大学なんて、東大と京大くらいで、しかも僕の頭ではそれは無理だと思ったので、結局あきらめました。早稲田・慶応なら努力次第で何とかなるだろうけど、さすがに東大・京大は勉強に対する才能がないと無理です。自分の可能性を信じるのは大切なことだけど、限界を見極めるのも重要。

じゃ、今は何でコンプレックスがないかというと、僕の素晴らしい仲間達は、誰も学歴で判断しないから、学歴を感じない、というのがまず一点。これは周りの人に感謝感謝って感じです。

あとは、結局「どこの大学か」が問題ではなく、「どんな人間か」「どんな経験をしているか」が問題なんだなぁ、と思ったから。どんな大学にも、どうしようもない奴も、とっても素晴らしい人も両方います。僕が思うに、偏差値の高い大学の方が相対的に「どうしようもない奴」が少ない、というだけ。

また、「学生」という身分であるだけで、学校がどこかは問題じゃないとも思っています。こんなことをいうと大学当局に怒られそうだけど。

ちょっと長くなるけど、インターネットの概念と僕の中の「学生」の概念って似ているんです。だから、ちょっとそれを書いてみます。

インターネットをわかりやすく説明すると、万博とたとえるのが一番だと思うので、その方法を使ってみます。

まず、万博に入るときに入場券を見せて入場します(IDとPasswordでログインチェック)。中にはいるとたくさんのパビリオンがあります(ホームページやメールのサービス)。その中には万博の運営主体が出している案内所(プロバイダのホームページ、メールサービス)があります。また、様々な企業などのパビリオンも出展されています(他のプロバイダ、企業のホームページ、メールサービス)。中には別料金でないと入れないパビリオンもあります(有料のホームページなど)。

地元のプロバイダからログインしても、他のプロバイダのホームページなどが見れるのは、こういう仕組みだと思えばいいのです。

それと「学生」がどうつながるのか。それは、万博自体が「学生」という集団であり(これがインターネットでもある)、入り口がそれぞれの大学であり(契約しているプロバイダ)、どこの大学で授業を受けるかも自分で決め、また学生割引のお店もあり、さらに学生ならではの生活、夜更かしや平日に旅行などもできる(さまざまなサービス)、という感じです。

わかりにくいかな?自分の中ではかなりすっきりまとまっているのだけど(笑)。大学当局が怒りそうだ、というのは、他大の授業を勝手に受ける、ということ。あまりよろしくないのだろうけど、本気で勉強したいと考えている他大の学生の方が、やる気のない自分の大学の学生を相手にするよりも教授などは喜ぶんじゃないかな。ま、「他大の学生です」なんて正面切っていってしまったら追い出されるだろうけど。もぐりで授業に出たって良いと思うんです。「学生」という身分で、自分を磨こうと思っているのなら、それくらいの「悪いこと」をしたって良いと思うのですよ。

このように考えているから、どこの大学に所属しているか、というのは僕にとって問題ではなくなってしまったわけです。ただ、コンプレックスは必ずしも悪いものではないと思います。それをバネにして頑張る人だっているんだし、自分の中から強制的に追い出す必要はないでしょうね。