以前に、最近読んだ小説で「神」というものがよく出てくる、という話をしました。その続き。
「Brain Valley」のなかでは、人間をある方法で「神」に進化させようとします。詳しく書くと読む気を削いでしまうかも知れないので、ちょっとぼやかして書きますが、その「神への進化」という考えが、僕が今まで考えていたのと似ているのです。
その「神」とは、宗教的な意味でのものではなく、あくまでも全知全能の存在としての抽象的な「神」なのです。つまり、人間が進化して、今クリアーできない問題をいとも簡単に解決してしまう。それが僕の想像なのです。
具体的に言えば、今天才といわれる人が、進化した人間の中では「普通」レベルの頭脳となったり、紫外線、赤外線や放射能などにも耐えうる肉体を持ったりする。このような進化は、十分に考えられると思っています。人間の体は70%くらいが、脳は90%近くがまだ「眠っている」状態らしい。ということは、そのウチの数%が目覚めるだけでも、ものすごい進化を遂げるはずです。
その進化のきっかけは、たとえば人類絶滅の危機。これまでも種の進化は絶滅の危機を乗り越えることで行われてきました。
それから特殊な薬品、食物、電磁波などで遺伝情報に変化をもたらす方法。これは旧約聖書に、神が人間をおつくりになったと書かれている箇所が、非常に似通っているのが怖いです。旧約聖書中では、「神は、自らに似せて人をつくった」という箇所があります。そこら辺の記述が、どうも上記の方法に似ているわけです。
このような条件下で人間は進化する「可能性」がある、と僕は考えているのです。それが「Brain Valley」の中の「神」に対する概念に似ていたわけです。