見終わりました、『恋歌』。1999年のドラマということもあり、正直あまり期待はしていませんでした。パク・ヨンハよりもチェリムが出ているので見たかったのだけど、これが大正解。
この作品も最初の1話目は幼少の頃。この子役が演じた幼少のエピソードが、今まで見た韓流ドラマのなかでもピカ一。かなり感動してしまいました。
孤児としてチンピラにいいように使われていた子供達がオトナになってからの、青春群像劇なんだけど、主人公の男がパク・ヨンハ、かと思いきや、全然ちがくて、イ・ジュヒョンという日本ではまだ無名の俳優さん。パク・ヨンハは助演ですね。なのにいかにも主演してます的なパッケージと売り方はいかがなものかと思います。確かにパク・ヨンハの名前出した方が売れるだろうけどね。助演とはいえ出番も多いし。
で、主人公の女の子がチェリム。これが『イヴのすべて』の前年の作品。でも時代背景がかなり違うように見えるけど…。ショートカットはあまりに合わないな。そしてチェリムの良きライバル役がキム・ソヨン。僕も観ながら気がつきましたよ。この二人はそのまま『イヴのすべて』でライバル同士じゃん。キム・ソヨンも、こちらもでも幸薄そうな美少女。うーむ、こういう役がはまり役なのかな。
主人公達を含めた3組の若者と、2組の親世代の恋愛が絡み合って最後までもつれていきます。非常に上手く筋が作ってあると思いました。ただ、最後の2話くらいの、出生の秘密に絡む部分がなんだかあっという間に進んでしまったのは、日本用に編集した結果なのか、元々そうなのか分かりませんが、ちょっと残念。もっとふくらませても良かったのに。