『中央構造帯 上下』読了

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Amazon.co.jp:本: 中央構造帯 (上)講談社文庫
Amazon.co.jp:本: 中央構造帯 (下)講談社文庫

内田康夫の浅見光彦シリーズ。元は『将門伝説殺人事件』という名前で出る予定だったが、既に別の作家にタイトルを取られていたため、今回の題名になったとか(^^;。

その元の名の通り、平将門に関連した事件が連続して起こるが、その中心は首塚がある旧長銀、現新生銀行(といっても作中は別の銀行名になっているけど)。バブル崩壊後の銀行の迷走をベースにストーリーをふくらませています。

上下二巻に別れていて結構ボリュームもあり読み応えばっちり。浅見シリーズにしては珍しく(長編だからか?)、最初の頃は浅見君が中々出てこない。珍しいタイプのシリーズ本。