『親切なクムジャさん』観ました。

MakeITの岩本さんと『60歳のラブレター』を観た後、夕飯には時間があるということで急遽映画を観ることに。コマ劇あたりで何かあるだろう、とケイタイで検索。そこで、『親切なクムジャさん』を観ることにになりました。二人とも韓国に興味があるので。

この映画は『オールド・ボーイ』のパク・チャヌク監督による「復讐三部作」の最後の作品。主演は「酸素のような女性」と謳われ、最近は『チャングムの誓い』でさらに人気沸騰中のイ・ヨンエ。清楚なイメージの彼女がどのように復讐鬼を演じるのか、楽しみでした

『オールド・ボーイ』程エグイシーンは多くはないけど、やっぱり同じ監督が創った作品だけあるな、と思うほど、強烈な絵が多かったです。この作品もカップル向きではありません(^^;。『オールド・ボーイ』の主演を演じたチェ・ミンシクが今回も結構重要な役で出てきます。もう一人の主役ユ・ジテもちょい役で。

13年前、無実の罪で投獄されたクムジャさんが、投獄されたときからずっと練りに練っていた復讐を遂げる、という話なんだけど、そこに13年間で仲間をつくったエピソードや、離ればなれになった娘との再開など、伏線が時系列を無視して挿入されていて、この手の作りになれていないと内容把握が難しいかもしれません。

シリアスな物語、なようで、時々笑いを誘うシーンが入っていて、そして最後にオチがないような感じで。正直、何を描きたかったのか、『オールド・ボーイ』に比べるとよく分からない話でした。うーむ。

イ・ヨンエは、流石に若くはないなと感じたけど、『JSA』の頃に比べると格段に演技が上手くなっていて、しっかり復讐鬼を演じきって素晴らしかったです。チェ・ミンスクも相変わらず良い味出してました。そういえばチェ・ミンスクと『シュリ』で共演したソン・ガンホも、チョイ役で出てましたな。割と豪華スター共演!?

そうそう、BGMで効果的にパガニーニが使われていましたが、『私の頭の中の消しゴム』でもパガニーニが使われていました。最近韓国ではパガニーニが流行りなのかな?