PJ、ワコールの傘下に

ワコールHD、カタログ通販のPJを傘下に:NIKKEI NET:企業 ニュース

最近1日1つしかエントリできてません。忙しくて情報収集の時間(読書含め)が取れないうえに、情報整理する余裕もないため。書く時間は、お昼休み利用すればいくらでも書けるんですけどね。

ということでこういうときは時事ネタに限る(笑)昨日の日経新聞に出ていた記事ですが、ワコールがピーチ・ジョンの株を49%買い取り、子会社化する、というもの。

ここだけ読むと一見ワコールとPJが弱点を補完しあうWin-Winな関係、という風に読んでおしまいになりそうです。が、実はそれだけじゃありません。PJは非上場企業で、野口美佳社長が引き続き51%の株を持って経営していくようですが、ワコールが買い取ったのは野口社長の元ダンナ様で、会長である野口正二氏の持ち株。

つまりこれまでは野口正二会長が筆頭株主であり、主に計数的な面で経営に参画していましたが、今後は(正二氏が会長に留まるかどうかはわかりませんが)会長の“口出し”から解き放たれた野口社長が経営を全面的に掌握する、ということ。もちろん、大株主であるワコールの意向は無視できないでしょうが、ワコールとはBtoBでの補完関係になるため、正二氏に比べると強権的な動きは出来ないはず。

元婚姻関係で、会社経営に関する師匠でもあった会長の重し、というのは結構重かったように思うので、美佳社長にすれば今まで以上に会社運営がやりやすくなるのかもしれません。もちろん、売り上げ・利益に対するプレッシャーも今まで以上に厳しくなりますが。