今日で最終日。朝から小龍包を食べよう、ということになり、呉江路までまた歩き、『王家沙』へ。蟹入り小龍包とラーメンを頼みました。ラーメンが思ったよりもボリュームがあって、お腹いっぱい。
11時にはチェックアウトして空港に向かう予定だったので、午前中は1カ所だけ回ることにしていました。宋慶齢記念館へ。孫文(中国・台湾では孫中山として知られています)の妻にして、中国の国母です。
中文以外の説明がほとんどないのがちょっと残念。そして彼女が過ごした家は土足禁止。説明員がついて一通り回って詳しく説明してくれました。但し普通話で。残念ながらよく分かりませんでした…。しかし僕らと他に男性2人の4人のために1人説明員がついて家の中の遺物などの説明をわざわざするというのは力の入れようがすごいです。
この後、交換留学としてうちの大学に来た友達の学校、上海交通大学が近く、と地図にあったので近づいてみましたが、結構遠いことが分かり、遠くに校舎が見えたところで断念。タクシー捕まえてホテルに戻りました。
チェックアウトをしてまたタクシーに乗って空港へ。ここでちょっとお茶し、深圳空港行きの飛行機に乗って深圳へ。
ちょっとディレイしたけど、17時過ぎに到着。すぐにバスチケット売り場に行って、17時半のバスを確保。それまでの間、マクドナルドのWiFiが無料で使えたのでそれでメールチェック。
バスに乗って18時半頃蛇口にある通関到着。僕らはここでバスを降りてイミグレーションを抜け、香港側のバス乗り場にて同じバスに乗り込みます。
が、待てど暮らせどバスが来ず。どうもバスがイミグレーションで捕まってるようで、結局1時間近くマタされたあげく、バス会社が別に手配したバスにて戻ることになりました。19時から授業なのに、19時チョイ前に蛇口出発とは…。
九龍駅に着いて、MTR使って急いで中環のサテライトオフィスまで行ったらすでに20時半。まぁ仕方がないです。出れただけましか。
5日間、結構ゆったりと旅行を楽しめました。上海・深圳以外の都市は初めてでしたが、普通話話せないと結構不便だなぁと感じました。まぁ日本も同じでしょうけど…。
上海で改めて思ったのは、都市の近代化のあり方。短期間で香港や東京のような近代都市を造るには国による土地の強制摂取(もちろん立ち退きに当たっては代替のマンションや立ち退き料は支払われたでしょうが)は確かに有効でしょうし、中国だからできる技とも言えます。
が、市井の人々は本当に近代都市・上海を望んでいたのかな、と素朴な疑問。そして土地・建物の持つ歴史のコンテクスト、住んでいた人々の記憶を全く考慮せずガンガンハイテクビルを建てていく手法が、本当に有るべきなんだろうかと考えてしまいました。
市井の人々が未だ昔ながらの習慣を引きずって生きているのは、もしかしたらそんな上海再構築への(無意識の)抵抗なのかもしれないな、と思いました。