昨年僕が入学したときの1年間の学費はHK$254,800(3,822,000円)でした。
が、Webに掲載されている今年入学される方の学費はHK$320,000(4,800,000円)になってます。実に20%の値上がり!いやぁ、昨年入学して良かった。
『香港における日本人対象のMBA奨学金』でHK$200,000出るのですが、これは昨年も今年も金額は変わりません。
それでも、米国のビジネススクールの場合は1年で400万円強というのは普通なので、16ヶ月のプログラムの学費としてはまだ割安感があります。
実はこの学費の理由は、前に書いた京都大学による事務職員部門報告書の中にもありました。これを読む前から、実はCase Competitionのアドバイザーをして下さった教授から聞いていたのですが。
Case Competitionの時、ちらっと顔を出してくれたDardenの1年生である、マイミクほーりーさんをその教授に紹介したとき、ほーりーさんは教授の名前を知っていました。なぜかというと、その教授がDardenでアジア人向け奨学金を出しているから。驚きました。あとで、なんで香港科技大学で奨学金出さないんですか?って聞いてみました(笑)
そしたら学生には出してないけど教授向けにAwardを出しているという話。確かに教え方が上手い教授に対して贈られるAwardに、彼のFamily Nameが入ってました。なるほど。
で、その話の延長でなぜ香港科技大学の学費が安いか、という話になり。理由は香港政府が補助金を出しているから。MBAに限らず香港科技大学全体の収入のうち60%が補助金になっています。そのため学費を安くして優秀な学生を引きつけよう、という作戦みたいです。
その代わり教授の報酬はアメリカの大学より40%程低いとのことで、優秀な教授陣を連れてきてつなぎ止めておくのは難しい、と嘆いていました。だから自身でAwardを出しているようです。