『文雀』観ました。

ポスターを大量に見かけたものの、見知らぬ主演女優さんがあまり好みでなかったのでスルーの予定でしたが(^^;、香港電影迷宮さんのblogであらすじ前半を読んでちょっと興味を持ち、朝の割引料金HK35で観に行ってみました。杜琪峯(ジョニー・トー)監督だから外れはないだろう、というのもあり。

■[見る][香港映画]《文雀》:2008-06-19 - 香港電影迷宮 blog

こちらには撮影時のエピソードなど。

■[インタビュー] 任達華が語る杜[王其]峰と《文雀》:2008-06-09 - 香港電影迷宮 blog

主演は任達華(サイモン・ヤム)、林煕蕾(ケリー・リン)、林家棟(ラム・ガートン)、羅永昌(ロー・ウィンチョン)、張滿源、盧海鵬(ロー・ホイパン)、林雪(ラム・シュ)。 

主演女優の林煕蕾は台湾人でした。映画では普通話で話していたのでてっきり中国人かと。

僕の観た杜琪峯の映画といえば夜の絵を中心にしたハードボイルドなものが多かったのですが、今回はちょっとライトタッチで昼間のシーンがふんだんに使われており、全然違う作風のよう。

ただし共通している部分もあり、それは香港の何気ない街角をうまく切り取っていること。これは監督本人も「香港の古き良き風景を残していきたい」という想いがあるようです。

なぜ日本のドラマや映画でこういうのがないんだろう、と考えてみると、日本の場合多くはこじゃれた場所、トレンディー(死語?)な場所を使っているシーンが多いように感じます。それは視聴者に「非日常」を見せるため、なのかもしれません。

僕としてはおしゃれな場より普段の何気ない街角を活かした絵が好きなので、杜琪峯のような映像が好きなんだろう、と思いました。