面接、写真展そしてコーチング

何の脈絡もないタイトルですが、今日一日の出来事、ということで。

朝、香港ベースの某企業の2次面接でした。が、大失敗をやらかしたようで、10分で終わりました…。本当に驚きました。ちゃんと自分を売り込めなかったため、先方がこれ以上は時間の無駄、と感じたのでしょう。結果は数日以内に連絡する、とのことでしたが、望み無しだと思います。

振り返ってみると、僕が話したことは一般的すぎて他の候補者と差別化できておらず、採用する側が僕でないといけない理由、取りたい理由、というのを伝えられなかったのです。しばらくずどーんと落ち込みましたが、これも学びだと前向きに捉えることにします。

予定よりもだいぶ早く終わってしまいましたが、今日は夜に中環で予定があったので大学には戻らず、銅鑼灣の中央図書館にて読書して過ごす予定にしていました。

今回中央図書館を選んだのはもちろん無料で長時間居座れる、という貧乏学生にはとっておきの場だから、というだけではなく、『香港印象-黄貴権+周潤發撮影作品展』が行われているからでした。香港電影迷宮さんとNancixさんのblogでも既に鑑賞した感想が書かれていました。

■[コネタ] 周潤發が写真展を開催:2009-03-10 - 香港電影迷宮 blog

nancix diary: 「香港印象-黄貴権+周潤發撮影作品展」を観る

Nancixさんが書かれているように、目立つところに邵逸夫(ランラン・ショウ)からのお花が届いていました。邵逸夫って誰?という人が多いでしょうが、香港のテレビ・映画界の立役者で、100歳を超える今でもまだなお現役でいらっしゃいます。香港科技大学のすぐ側にテレビのスタジオがありますが、これは邵逸夫が持つTVBのスタジオ。

昨年清華大学に遊びに行った時、とある建物に邵逸夫の名前が冠されていてビックリ。一緒にいた香港人でMBA OfficeのJoyceに「邵逸夫は大陸にも寄付してるんだね」と言ったら、「邵逸夫知ってんの?」と逆に驚かれました…。

ちなみに邵逸夫の腹心の部下だった鄒文懐(レイモンド・チョウ)が独立して作ったのが嘉禾電影有限公司(ゴールデン・ハーベスト社)という、1970年、80年代の香港映画の黄金時代を築いた映画会社です。李小龍(ブルース・リー)、成龍(ジャッキー・チェン)等大スターを続々輩出していたのです。

脱線が長くなりましたが。現在香港で公開中の『ドラゴンボール・エボリューション』で亀仙人の役で出ている周潤發(チョウ・ユンファ)が撮った写真が見られる、ということで行ってきました。入場無料です。

周潤發の作品は割と街中のものが多く、良く撮れたなぁと思いました(大スターが写真撮ってたら人だかりが出来そう…)。黄貴権の作品もそうなのですが、やっぱり写真は構図が命だなと改めて実感。

機材の善し悪しももちろんある程度は重要ですが、目の前の景色をどう切り取るか、唯一の解はないので撮る度に試行錯誤。きっとお二人も写真を撮りながら同じ思いだったのではないかと勝手に思っています。

写真展を見終わって図書館に入ろうと思ったら、なんと水曜日は13時から21時までの開館時間だそうで、まだ1時間半以上も待つことになりました…。とほほ。外で待つのもなんなので、ちょっとぶらぶら周りを歩いたら、ホテルを発見。そこのロビーで読書して待ちました。

その後図書館に入って夕方まで読書。今日大学の図書館に返す期限だったのですが、なんとか1日で100ページ読み終えました。感想はまた別途。

その後トラムで中環へ移動。トラムだとHK$2だし…。そのままサテライトキャンパスへ直行。今日はここで19時から『Career Navigation and the Role of Coaching in Turbulent Times』というセッションがあるのでした。

早めに着いたのに既にクラスメートのRandhirが到着済み。しばし近況報告など。19時近くになると続々とクラスメート登場。さながら同窓会のようです。MBA OfficeのKarenから「あなたたちの代はたくさん来てるね」と言われたところ、クラスメートのBruceが「We're unemployment club members...」と。そう、今日来ているメンバーは皆職探し中。なので今日のセッションから就職に役立つ何かがあるのでは、と期待していたのですが…。

正直今日のセッションはゲストスピーカーのセールストークでした。売り物はCoaching。なんでもMBA Career Officeがこのゲストスピーカーと契約して、学生向けにCoachingのサービスをこれから行っていくとのことで、そのためにCoachingとはなんぞや、どう役立てるのか等の話をされたのでした。うちのクラスメート、一様にがっかり。収穫はフリーミールとクラスメートとの再会だけでした。