新垣結衣、三浦春馬主演の、ケータイ小説を元にした映画です。 ガッキー観たいなと思いつつ、ケータイ小説なんてけっ、と思って食わず嫌いしていました。今井夏木監督作品です。
2時間ちょっとと長尺ですが、最後まで飽きずに観ることが出来ました。が、この映画も『その日のまえに』同様、前半にごちゃごちゃイベントが多すぎる感がありました。だからこそ中盤のユウとの穏やかな日々が引き立つのかもしれませんが。
意外に好演だったのが香里奈。ちょっと道を外れてワルくなっちゃった、ヒロの美人お姉さん役ですが、こういうちょっとはすっぱな役もしっかりはまっていてビックリ。でもそういえば僕が中高生の頃、結構可愛い女の子がワルぶってちょっと道ハズしちゃったのが何人かいたなぁ、と思い出してちょっと感傷に浸ってしまいました。
最後は以下にも中高生の女の子が共感しそうな終わり方です。これまたネタバレになりますが、ヒロが死んだ後ミカが死ぬまでヒロに、空に恋し続ける、というのは一見美しい恋物語、ですが、現実はそうじゃないだろうと。20歳そこそこで、死んだ彼氏のことだけを思い続けて残りの人生を送れるのかと、突っ込みたくなりました。
そういう意味では、『その日のまえに』の永作が残した言葉の重みの方が、よっぽど現実的だなと改めて実感。
まぁ思ったより良い映画だったとは思います。