『最愛』観ました。

章子怡(チャン・ツィイー)、郭富城(アーロン・クォック)主演、その他蒋雯麗(ジャン・ウエンリー)、陶澤如、王宝強、姜文(ジャン・ウェン)等。顧長衛(クー・チャンウエイ)監督作品です。

例によってあらすじは香港電影迷宮さんのblogでどうぞ。

■[見る][中国映画]《最愛》:2011-06-16 - 香港電影迷宮 blog

顧長衛監督の作品としては他に『立春』があります。『最愛』も社会性の高いテーマ、農村地帯での売血による集団エイズ感染を扱っていますが、主役の2人の華やかさのおかげか、エンターテイメント性が高いです。

久し振りに銀幕で蒋雯麗を観たのですが、顧長衛が監督なら納得。自分の奥さん出した方がギャラも安くなるだろうし(笑)

映画の最初で章子怡が出てきた瞬間、その垢抜け無さ(もちろん卓越した演技力のなせる技)が張藝謀監督作品の『初恋の来た道』を思い出させました。どんな役をやらせてもはまり役、と思わせるその演技力はさすが四小名旦。

逆に郭富城は『B+偵探』のようなややホラーちっくな映画ならぴったりかもしれないけど、ギラギラしすぎて農村のオトコには見えません...そこがちょっと残念かな。

はかなくも切ない結末でしたが、観て良かったと思える映画でした。