なにやらアジア圏のMBA blogで大反響らしい、HKUSTの後輩のエントリ。
読み終えて、自分の留学時代を思い出して大変共感する一方で、自分はある意味恵まれてたなと思いました。クラスの中で唯一の日本人のため、孤独を感じる時間も場も与えられず、SKCCという学生寮に住んでいたため極めて濃い人間関係を築くことが出来たから。
とはいえ、自分も在学中は挫折の連続。本当にしんどかったし、またクラスへの貢献度の低さを大変反省しました。だからこそ卒業後は積極的に手を挙げて、HKUST MBA Alumni AssociationのExecutive Committee Memberになり、2010年はDeputy Presidentまでやらせてもらって、非日本人学生/卒業生の間でもそれなりの存在感を築いてきたわけです。
Morikenさんは、Glad Ballにて「ただの空気のような存在であることを受け入れざるを得ない」ことに気がついたとのことだけど、それに今気がついただけでも良かったのでは?自身も書かれているように、MBA生活は少なくとも6ヶ月は残っているわけで。まだ6ヶ月もあるのだから、その間に、自分が離港するときクラスメートがみんな泣いて寂しがるような、そんな貢献をしたらいいんじゃないかな。Never too late、ですよ。
「Never too late」という言葉は、僕が30歳を過ぎてなおMBA留学すべきか迷っているときに、MBAの大先輩から言われた言葉です。言った方は覚えていないと思うけど(笑)、あのとき有楽町のガード下でこの言葉を聞いていなかったら、今頃僕は香港にいなかっただろうなぁと、ふと思いました。
あえて苦言を述べるなら、もっと自分に自信を持つべきかなと。エントリの真ん中にも書いているけど、MorikenさんはHKUSTに対しても、香港の日本人MBAコミュニティに対しても、たくさん貢献しているし、そもそもMBAな人はOverconfidenceで丁度良いくらいなので(笑)謙虚さは日本国内においておきましょう。海外にいるときはもっと自信持って。
あと米国のトップスクールのように一学年で10人位日本人がいるようなところだと日本人卒業生が既に数百人といるので、1人くらい自信不足な人がいても「Outlier」と見られるかもしれない。でもHKUSTはまだ日本人卒業生は20人程度しかいないので、1人の評価が学校の評価に直結しがち。そこは意識して欲しいなと思います。重苦しい意見かもしれないけど、今後HKUSTを受けたいという人の視点からみれば、こうだろうなと思うので。