就職という観点からの香港のMBAの利点

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先月の『HKUST MBA Tokyo Reception』では触れなかったのですが、一点補足をここに記しておこうと思います。触れなかったのはHKUSTに限った話ではなく香港に特有の事情だったので。

それは就労ビザの件。MBA留学の後の就職で、1つ障害になるのがビザです。香港ではImmigration Arrangements for Non-local Graduates (IANG)というポリシーが発行されており、香港において大学もしくはそれ以上の学位を取得した留学生は、卒業証書と共に一定の書類を香港移民局に提出することで、IANGが適用となり、1年間の滞在及び労働許可が下ります。そしてこれは最大8年まで延長可能。

何度か以前にも書いているので詳細はそちらを参考にしてみて下さい。もちろん、僕のblogだけではなく、香港政府のサイトをしっかり見ておいて下さい。

これにより、就業時ビザで面倒な思いをする必要が無くなります。卒業後直ぐに香港で就職するか分からない、という人もいるでしょうが、卒業確定後直ぐに取得しておけば、1年間はいつでもそのビザを利用して就業可能なので、取っておいて損は無いと思います。

ちなみにシンガポールでも似たような制度があるようですが、以下のblogにあるように、シンガポールの場合は就業ビザではなく就職活動をおこなうための滞在ビザであり終業は不可。その点若干香港の方が一歩有利かと思います。

ひとまずLong-Term Visit Passに切り替えておいた:これからシンガポールMBAの話をしよう~NUS白熱教室