ちょっと別の視点から香港の民主化デモについて見てみます。
ノーベル経済学賞学者として知られる、ミルトン・フリードマンは香港の中国返還前に香港を表して「資本主義経済が最も成功した地域」と言っていました。具体的には、英国統治下の香港政庁が取った政策はアダム・スミスに影響を受けた「レッセ・フェール」。所謂経済面における自由放任主義でした。
香港は政治・統治を英国に委ねることにより、つまり政治的自由を制限する見返りに、経済的自由、市民の自由を得ていたわけです。以下のblogにその辺りの話が書かれています。
ミルトン・フリードマンの香港論:Economics Lovers Live ReF
そのフリードマンをして、中国への返還後の香港は、返還前の経済的繁栄を享受し続けることは難しかろう、そして市民の自由は中国に制限されるだろうと記しています。
The real lesson of Hong Kong: GSB Chicago
今の状況はその予想に近い形になっています。はてさて、今後香港の市民の自由はどうなるのか。