2014年に来日以降、事実上の亡命をしている漫画家・イラストレータの辣椒(ラージャオ)氏のインタビューを元に構成した、胡錦濤~習近平時代の変化を纏めた本です。
これを読むと、習近平政権に過度の期待をしていた人々の思いが裏切られたこと、また習近平政権のネット操作の熟練度向上が見て取れます。単純に検閲を厳しくするのではなく、より柔軟に、流行りの方法を使い、ごく一部のネット民達のあおりを上手く消化している感じです。
ネットの方も上手く掌握した習近平政権、今後日本にとってはあまり好ましい隣国にならなそうな予感が日に日に強くなっています。
なぜ、習近平は激怒したのか 人気漫画家が亡命した理由(祥伝社新書)
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高口康太
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