辣椒(ラージャオ)氏が表紙、挿絵を担当しています。本書は主に香港で発売された中国に関するゴシップ本を元に、中国内の権力闘争を掘り下げたモノ。もちろんそれらのゴシップ本は中国国内発禁処分で、持ち込みも禁じられています。
ゴシップ本だけあって真偽の程はどれほどか、分からない部分もありますが、中国専門ジャーナリストの福島香織さんの経験や知識を元に、信憑性の高い推論を立てていて、面白く読めました。
発禁書を出版・販売していた関係者が銅鑼灣書店事件のような事になっているので、今後は香港でも徐々にゴシップ本は出てきづらくなるのではないかと思いますが...。
権力闘争がわかれば中国がわかる ―反日も反腐敗も権力者の策謀
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福島 香織
さくら舎
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