港島區賣旗日

香港では予てより政府は小さな政府を指向していて、社会保障に関しては直接手を出さず、NPOや民間に任せています。それもあり、NPOによる募金活動が盛んで、毎週末街角には募金を集めている人々がボランティアで参加しています。

僕ら家族もこの度その募金活動に参加。僕と子供は初参加!

参加したボランティアは點滴是生命というもの。水資源に関するものです。香港はどうしても水資源が少なく広東省から水を買っているという現実もあり、大きな問題にはなっていないものの、それなりに切実な問題です。

面白いのは香港の募金活動の多くは募金をしてくれた人にステッカーを貼ること。こうすることで募金者は「もう他の人に募金したよ」と言えるので重複募金を避けられます(笑)また募金を集める側はステッカーの減り具合がある種マイルストーンになるので、長時間でも頑張れる、ように思えました。

またこの手の募金活動を香港では「賣旗(旗売り)」と呼んでいます。旗とはステッカーの事。つまり募金を頂いてステッカーを渡すというより、ステッカーを売ってお金を頂くという、主従逆転させることで募金活動を経済活動にしてしまっている点が、香港ならではのコンセプトだなぁと思いました。

僕らは暑い最中2時間弱頑張りました。人によってはお札で募金してくれる人もそこそこいてビックリ、そして嬉しかったです。今度自分が募金を求められたらお札だそうと思うくらい。良い経験をしました。