『メイカーズのエコシステム 新しいモノづくりがとまらない。』読了

以前読んだ深圳のハードウェアに関するエコシステムの本に関連しますが、本書ではデジタル製造を利用してモノ作りを始めた人々を『メイカー』と呼び、彼等が深圳のエコシステムの中でどのような動きを果たしているのか、またそこから出てシンガポールや日本ではどういうメイカーの動きがあるのか、纏めた本です。

本書の中でも『「ハードウェアのシリコンバレー深セン」に学ぶ−これからの製造のトレンドとエコシステム』の著者、藤岡淳一氏の手記もありますし、『伽藍とバザール』の翻訳で有名な山形浩生氏もあとがきを書いています。深圳などアジアで起こっているメイカーズブームについて知るには好著です。

メイカーズのエコシステム 新しいモノづくりがとまらない。 (OnDeck Books(NextPublishing))
高須 正和
インプレスR&D (2016-03-28)
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