『六弄咖啡館』観ました。

董子健、顏卓靈(チェリー・ガン)主演、その他に林柏宏、歐陽妮妮(オウヤン・ニーニー)、宋伊人、戴立忍、張榕容等出演、吳子雲監督作品です。

原作はオンライン作家の藤井樹の同名小説で、実は本監督は藤井樹ご自身が本名で初監督をしているという作品です。九把刀(ギデンズ・コー)みたいですね。

まさに物語の後半までの、1990年代の高校時代の青春物語の描き方は『那些年,我們一起追的女孩』にそっくり。でもそれだけだったら本作を撮る必要は無いわけで。その続きが、非常に悲しい物語なのだけど、その筋運びが非常に素晴らしいです。

青春時代の中にもいくつか伏線が張ってあったのですが、そういう形で終結するのか...と、意外な終わり方にやられました。最後、中年になった主人公の親友が海辺で高校時代によくやっていた踊りを踊るのが、もの悲しくて切なかったです。

哀しい結末の物語ですが、非常にすばらしい映画でした。

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