初ジャカルタ

1週間前に急遽決まったジャカルタ出張。出張なので特にblogに書くことでもないのですが、初めてジャカルタを訪れたので、思ったことを徒然に綴っておきます。

22日夜からクリスマス休暇を予定していたため、実質18時間しか滞在しない超短期の出張となってしまって残念ではあるのですが、RCCな友人もりもりと現地で会い、ビジネス上の協業のお話も出来る、ということで楽しみにしてました。

たまたまもりもりは空港まで人を送る用事がある、ということで、僕と、上海・シンガポールからそれぞれ1名ずつ来た同僚合わせて3名をホテルまで送迎してくれました。

空港から市街までの道が想像以上にしっかりしてまず驚き。正直インドのデリーのような街を想像していました。

道の途中で見る看板は韓国勢が非常に多いです。もりもりに聞くと家電等はサムソンとLGががっちり市場を握っているようで、日本勢では白物家電で三洋が頑張っている程度、とのこと。

また一般消費者向けの日用品では、インドと同様1回利用分のパックを低価格で販売しているとのこと。例えば整髪料とか、シャンプーとか。こちらもBottom of Pyramidのビジネスモデルが非常に適しているようです。それだけ貧困層がまだまだ大きい国、ということなのでしょうが、ジャカルタ市内の街並みを見ると香港や上海、東京とほとんど違いがないくらい近代的で、そんな貧困層がある事自体信じられません。

ホテル近くのショッピングモールも少し歩きましたが、スターバックス等からハイエンドブランドまで入っていて、中国以上に貧困層と超大金持ちの格差があり、またそれが一都市の中で混在しているようです。

夜は外を歩くのはオススメしない、ということで、ちょっとした距離でもタクシーや社用車などで移動。そのため夜でも結構車の量が多いです。

インターネット関連ではFacebookが大人気らしく、自社ウェブサイトを持っていないような所でもFacebook上にページを開いている様子。またスマートフォンが普及しだして、街ではそれを使っている人も見受けられました。とはいえ一般的な1ヶ月分の収入に匹敵するほどの値段らしく、おいそれと買えるようではないようですが。

所得的にミドルクラスはこれから育ち始める、という15年くらい前の上海のような街の印象。発展のスピードが上海のそれに匹敵するとは思いませんが、大きな市場になっていく可能性は高く、今からがっちり入り込んでる韓国勢のリスクテイカーぶりはスゴイと思いました。ちなみに韓国勢はインドにも大きな投資をして入り込んでます。

反対に日本は小さな中間所得層向けを狙うか、低所得者層が育つのを待っているように見受けられ、それではこのような市場では勝てないよな、と思います。

もりもりがジャカルタ赴任してから6年半。ようやく訪問できましたが、百聞は一見にしかず、というのを久しぶりに強く感じた旅でした。あ、出張だったっけ…。