ここ2年程日本経済で大きなトピックになっているのが東芝の「不適切会計」。そのスクープをものにした日経ビジネス編集部による、東芝の粉飾の大本から調べ尽くした本です。
「不適切」などと言葉遊びをするのは止めにした方が良いと思います。明らかにこれは粉飾です。Too Big To Fail、ということを東証も東芝も経産省も言いたいのかもしれませんが、法規違反をしている以上、毅然とした対応をすべきでした。
山一證券やシャープもそうですが、無能な経営者達の為に犠牲になったのはお客様の次に従業員達。真面目に働いている従業員の皆さんは本当に大変だと思います。
日本の資本主義文化ではまだまだ経営者が三流以下が多いのだなぁと本書を読んで思いました。