香港でもようやくブルーレイ版『那些年,我們一起追的女孩』が出たので早速買ってきて、3回目の鑑賞。
映画館では中文と英文、両方の字幕が同時に出るのですが、流石にブルーレイ/DVDだとどちらかを選ばなければいけないので、今回は中文のみで観てみました。ストーリーは頭に入っているので、問題無し。3回目で初めて「あー、このTシャツは...」とか、今まで気がつかなかった細かいところまでじっくり観ました。
さらに特典映像が約2時間。生みの親である、原作小説作者であり本映画の監督でもある、九把刀(ギデンズ)と、プロデューサーである柴智屏を中心とした、製作裏話。これが非常に面白かったです。こちらは中文字幕しかありませんが。
元々九把刀と主演の陳妍希(ミシェル・チェン)は同じ芸能事務所所属で、スッピンでもかわいいことを知っていたのと、彼女の感性が沈佳宜に似てるところがあったから、すぐに主役として決まったとのこと。
また資金難で1年撮影を延期したり、より本物らしさを追求するため九把刀の実際の母校を夏休みの間借りて、学校の実際の制服使って撮影したそうです。映画のクライマックスの部分、新郎とのキスシーンも、実際に彼が昔出た女友達の結婚式の時に新郎が冗談で言った台詞らしく、それを映画で使ったとのこと。なるほどー。
ちなみに柴智屏プロデューサー、映画は今回初めてのようですが、台湾テレビ界ではアイドルドラマの育ての親として超有名なんだとか。台湾ドラマの金字塔、『流星花園(花より男子の台湾実写版)』が彼女の作品、と言えば華流好きな人にはわかりやすいかも。
そして、陳妍希のデビュー作である『聽説』も久し振りに観直してみました。
今までは英語字幕で観ていたので誤解していたのですが、主演の陳意涵(アイビー・チェン)は妹役で、陳妍希がお姉さんだったのでした。英語字幕だと「Sister」としか出て無くてどっちが姉か妹か分からなかったのですが、実年齢で陳意涵が1歳年上なので姉役だと思ってました。実は逆だ、ということが分かって、いろんなシーンでの台詞で合点がいきました...。やっぱり中国語もうちょっと勉強しないとなー。