2018年11月アーカイブ

今週のテーマは「秋の名曲」とのことです。筆者としてはアリス「秋止符」、さだまさし「秋桜」、竹内まりや「September」あたりが真っ先に思い浮かぶところです。

  • 岩崎宏美「思秋期」作詞: 阿久悠、作曲・編曲: 三木たかし

この曲はオンエアでも流れた三木たかしが編曲したバージョンが一般的に有名ですが、萩田光雄が編曲したバージョンもありますので是非聞き比べていただきたいです。

経緯はちょっと違いますが、薬師丸ひろ子「セーラー服と機関銃」も編曲が違うバージョンがありまして(星勝と井上鑑)、筆者は本家ともいえる来生たかお「夢の途中」の編曲も手掛けた星勝のバージョンの方が好きですね

「思春期」→「思秋期」とした阿久悠、さすが職業作詞家ですね。うまい。そして「終止符」→「秋止符」とした谷村新司(当時はアリス)も評価されるべきと思いますね。はい。

  • オフコース「YES-YES-YES」「I Love You」「秋の気配」「夏の終わり」 作詞・作曲:小田和正

直球の「秋の気配」ではなく、「YES-YES-YES」「I Love You」とはなかなか、と思いましたが、その後結局「秋の気配」「夏の終わり」と直球コテコテに収まり(爆)、4曲連続で完全にオフコース祭りとなってしまいましたね。「こんなことは今までなかった 僕があなたから離れてゆく」の歌詞は。。。グッときます。。。

スージー鈴木曰く、オフコースは「日本を代表する理系バンド」とのこと。確かに東北大学工学部建築学科(小田和正)と東京工業大学(鈴木康博)ですからね。

アルバート・ハモンドは「カリフォルニアの青い空」(It Never Rains In Southern California)の方が有名でしょうかね。そしてここで、クリシェについての解説がありました。

ZIGGY「GLORIA」
BOØWY「B-BLUE」
ドリカム「LOVE LOVE LOVE」

半音ずつ下がっていく進行として上記3曲が例として出てましたが、筆者としては是非メリーポピンズの「チムチムチェリー」も入れてほしいですね。クリシェとは「チムチムニーチムチムニーチムチムチェリー♪」と半音ずつ下がっていく進行です。

  • ちあきなおみ「黄昏のビギン」 作詞:永六輔 作曲:中村八大

オリジナルは「黒い花びら」で有名な水原弘ですが、1991年にちあきなおみがカバーしています。今ではこちらの方が有名になってしまいましたね。

この曲のコード進行「C→Am→CM7→Am」について「いこかもどろか進行」とは言い得て妙です。「涙のキッス」のイントロも同じですし、ドラえもんの映画「のび太と竜の騎士」のテーマソング「友達だから」(作詞:武田鉄矢 作曲:山木康世)のイントロも同じ進行、かな?

では本日はこの辺で。

BS12で日曜夜9時からやってる「ザ・カセットテープ・ミュージック」という番組が久々にツボにはまりました。オープニング曲、大瀧詠一「君は天然色」に合わせて番組が始まります。出演はスージー鈴木牧田スポーツのお二人に、女性ゲストが1名加わります。毎回テーマが決まっており、そのテーマに沿って主に70年代から90年代の曲を流しつつ、あーでもないこーでもないとダラダラ語ってる番組なのですが、この空気感が最高に良いのです。今後もできる限り追いかけていきたいと思っています。

  • 南沙織「17才」 作詞:有馬三恵子 作曲・編曲:筒美京平

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さて今回のテーマは「日本アイドル史概論」ということで南沙織「17才」からスタート。まぁ王道ですね。森高千里じゃないんですよ!と言いたかったところですが、番組の最後にちゃんと森高千里バージョンも流れてオチになってました。

 

  • キャンディーズ「アン・ドゥ・トロワ」 作詞:喜多條忠 作曲:吉田拓郎 編曲:馬飼野康二

森進一「襟裳岬」のヒットを受けて、渡辺プロダクションの渡辺晋社長が吉田拓郎に依頼したという経緯まで解説がありましたが、ここでスージー鈴木が語っている「キャンディーズを大人にしてやってくれ」の行は吉田拓郎ではなく「喜多條忠が嘘っぽく語っていたこと」のようです。吉田拓郎本人が、そのようにラジオで語っていますが、真偽のほどは定かではありませんね。

ちなみに「やさしい悪魔」も同じく拓郎とのこと。拓郎がアイドルに提供したといえば、石野真子「狼なんかこわくない」が真っ先に思い浮かびますけどね。

  • 裸足の季節 作詞:三浦徳子 作曲:小田裕一郎 編曲:信田かずお

「青い珊瑚礁」じゃなくてあえてこっち、というところに牧田スポーツのこだわりを感じます。そして筆者も全面的に賛成、です!

この曲、間奏部分が円広志「夢想花」のそれに似てるよなぁと思うのは筆者だけでしょうか?信田かずおはヤマハの流れを汲むミュージシャンなので、船山基紀が編曲した「夢想花」と似てくる可能性が十分あると思うのですが、いかがでしょう?

  • 早見優「夏色のナンシー」 作詞:三浦徳子 作曲:筒美京平 編曲:茂木由多加

個人的には「誘惑光線・クラッ!」(作詞:松本隆 作曲:筒美京平)の方が好きですね。松本隆つながりでいくと山下久美子「赤道小町ドキッ」(作曲:細野晴臣)までセットで押さえておきたいところです。

  • おにゃんこクラブ「セーラー服を脱がさないで」 作詞:秋元康、作曲・編曲:佐藤準
  • 新田恵利「冬のオペラグラス」 作詞:秋元康、作曲・編曲:佐藤準

「セーラー服を脱がさないで」のレコーディングがドラム青山純、ギター松原正樹、といった錚々たるメンバーで行われており、牧田スポーツ曰く「超一流スタジオミュージシャンの無駄遣い」とのこと(笑)。

佐藤準の作・編曲といえば、井上陽水「Make-up Shadow」が筆者は好きですね。光GENJIの編曲も多数手掛けておられ、これぞ80年代サウンド、って感じがしますね。

  • 小泉今日子「GOOD MORNING-CALL」 作詞:小泉今日子 作曲:小室哲哉 編曲:清水信之

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旋律が「Self Control」および「BOY MEETS GIRL」と同じじゃねぇか、という至極ごもっともな指摘がありました(爆)。そしてキョン2の間に割り込むデイビッド・カヴァーデル、野呂一生、伊東たけし、のあたりが親しみ持てますよねー。

では本日はこの辺で。

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