2018年12月アーカイブ

普段のオープニングは大瀧詠一「君は天然色」ですが、今回は前年度の大賞、佐野元春「Someday」になってましたね。

  • "最優秀リズムセクション賞" プリプリ「Diamonds」 作詞:中山加奈子 作曲:奥井香(現:岸谷香)

カップリングの「M」(作詞:富田京子)にも触れてますね。どちらの曲も今更解説の必要もない名曲ですので本筋と関係ない話を3つほど。

(その1)おかあさんといっしょ、の曲で「ぼくらのうた」(作詞、作曲:岸谷香)という名曲があります。NHKの子供番組、堀井勝美が曲提供してたり、侮れませんよ!

(その2)プリプリのレコーディングはボーカル以外スタジオミュージシャンを使っていると音楽関係者から聞いたことがあります。真偽のほどは分かりません。。。

(その3)スージー鈴木のキーボードを聞きながら橋本潮「恋の未確認」(エスパー魔美のOP曲)の入りの雰囲気に近いかな、とか思ってました。この手のリズムは当時の流行りだったようですね。

  • "最優秀アウトロ賞" "最優秀フェードアウト大賞" 松原みき「真夜中のドア~Stay With Me~」(作詞:三浦徳子、作曲・編曲:林哲司)

これはもう文句なしの名曲!グッときますね。牧田スポーツの指摘の通り、松原正樹のギターが素晴らしい。いわゆる「シティポップス」で、八神純子とか永尾美代子とかが思い浮かびます。八神純子の曲で、この曲に雰囲気似た曲があったはずなんだけど、、、思い出せない。そして林哲司から竹内まりや「September」がサラッと出てくるところは、スージー鈴木さすがですね。

あと、これも関係ない話ですが「Stay With Me」と言われると、アイランドのそれを思い出さずにはいられません。沖縄出身のミュージシャンは多いですね。松任谷由実のオールナイトニッポンのED曲で、今でもよく覚えています。何も言わないで ただじっと二人だけの 時を過ごせるなら♪

そして、ちょっと路線が違いますがGU-GU-ガンモのOP曲「ガンモ・ドキッ!」(作詞、作曲:森雪之丞)も松原みき(スージー・松原、の名義)とのご指摘いただきましたので、あわせてご案内させていただきます。そしてこの曲のベースひいてるのが後藤次利という指摘もありました。昭和の時代は豪華だな、、、

  • "R&R甲子園優勝校=広島皆美高校" 「唇をかみしめて」(作詞、作曲:吉田拓郎)

この後、奥田民生バージョンも流れましたが、広島は浜田省吾、世良公則、西城秀樹、と人材豊富ですねぇ。

  • "最優秀ギタープレイ賞" "日本ベスト2拍3連大賞" 小田和正「ラブストーリーは突然に」(作詞、作曲:小田和正)

イントロのギターが9th とか11thでテンション、という技術的な話だけで終わるのではなく、ギター弾いてるのが佐橋佳幸(=松たか子の夫、前出の都立松原高校出身)ってところまで解説が入るのが素敵。そして「日本ベスト2拍3連大賞」はウケた!確かにそうですね!でも筆者としては2拍3連としては大瀧詠一「さらばシベリア鉄道」にも一票を投じたいところです(爆)。

続いてスージー鈴木の独壇場、"日本ミファミレド大賞"です!

  • H2O「想い出がいっぱい」 作詞:阿木燿子 作曲:鈴木キサブロー
  • globe「FACES PLACES」
  • AI「Story」
  • The Beatles「The Fool on the Hill」
  • Simon&Garfunkel「Bridge Over Troubled Water」

というような錚々たる曲が流れた後で、結局大賞は、、、

  • テレサ・テン「時の流れに身をまかせ」作詞:荒木とよひさ 作曲:三木たかし

個人的にはこういう切り口からの分析って好きですね。ちょっと前にNHKで放送されていた「どれみふぁワンダーランド」でやっていた「ソドレミのコーナー」を彷彿させますね。

  • "最優秀 古の価値大賞" 郷ひろみ「ハリウッドスキャンダル」作詞:阿木燿子 作曲、編曲:都倉 俊一

都倉俊一と聞くと、筆者としてはやっぱり「あずさ二号」ですねー。

  • "最優秀ワンヒット賞" 町田義人「戦士の休息」作詞:山川 啓介 作曲:大野 雄二。

続いてこれか!もちろんイントロで分かりました。映画「野生の証明」のテーマ。王道のカノン進行。ワンヒット賞って一発屋ってことですかね(爆)。Beatles「I saw her standing there」と同じコードだとか、ここまで「戦士の休息」の詳細な分析が公共の電波に乗ったことは未だかつて無かったことでしょうし、今後も二度とないことでしょう。。。

町田義人は映画「キタキツネ物語」のテーマ曲「赤い狩人」(作詞:奈良橋陽子、三村順一、作曲:タケカワユキヒデ)を歌ってた、というのは知ってましたが、そのさらに前、ズーニーヴーの時代に「ひとりの悲しみ」という曲を歌ってた、というのは全然知りませんでした。そしてこの曲がその後、歌詞を変えて「また逢う日まで」になると、、、奥が深いな、まだまだ修行が足りませんね、、、なお牧田スポーツ曰く「また逢う日まで」は「フロアタム大賞曲」とのことです。

歌詞と歌手を変えて大ヒットした、といえば「別れても好きな人」もそうですかね。青山と原宿はどっちでも良いですけど、高輪は狸穴のままの方が面白かったと思いますけどね。高輪から東京タワーって遠いのに、とか突っ込んでしまいます。

ちなみに同じ角川映画で、名前が似ている「人間の証明」はジョー山中ですので、お間違えの無きよう。

  • "第二回 輝く!日本カセットテープ大賞" BOØWY「BAD FEELING」

理由は「好きだから」とのこと。まさに独断と偏見で成り立つ番組、こういうの好きですね!(笑)

今回は「後世に歌い継ぎたい日本の歌」ということですが、どんな歌が紹介されるのでしょうか。。。

  • RCサクセション「上を向いて歩こう」作詞:永六輔 作曲:中村八大

中村八大の楽譜に対して、一拍置いて歌った坂本九、さらにそれをアレンジした忌野清志郎。スージー鈴木曰く「ロックンロールがアップデートされていく過程」というのは面白い表現。

  • 荻野目洋子「ダンシングヒーロー」

オリジナルはAngie Gold「eat you up」です。ライジングプロダクション平社長曰く「ダサいから良いんだ」とのこと。登美丘高校ダンス部とか、岐阜の盆踊りでも使われているとか、日本で受け入れられやすい旋律なんでしょうね。ダサかっこいい、といえばDA PUMP「USA」ですが、安室奈美恵「TRY ME」とサビのコード進行が同じ、という指摘もまた興味深い。

牧田スポーツの「のど自慢に持って行けるかどうか、という線引き」という指摘も面白いですね。お茶の間に受け入れられる=大ヒットするかどうかの基準になってるかもしれませんね。

  • 椎名林檎「陰りゆく部屋」

オリジナル荒井由実の印象が強すぎて、筆者としては他を受け入れられないです(爆)。

  • 長渕剛「乾杯」

実は筆者は長渕剛はあんまり好きではなくて(爆)、ほとんど聞かないですし、カラオケでも歌いませんが、「乾杯」に関して言えば、このサラッとした1980年バージョンが好きです。永井龍雲の「道標(しるべ)ない旅」にも近い、純フォークソング。音楽的には初期の長渕の方が良いと思います。

同様の例として円広志の「ハートスランプ二人ぼっち」のリメイクがあります。探偵ナイトスクープのテーマソングですが、元々テレビで流されていたのはサッパリしたアレンジだったのに、CD化された時に、ねちっこいアレンジになってしまいました。昔のままのアレンジで音源化してほしかった。

  • 安全地帯「悲しみにさよなら」作詞:松井五郎 作曲:玉置浩二

「玉置浩二ナインス」とは面白い指摘(笑)。「ワインレッドの心」のサビもナインスがあるんですね。ナインスは音取りずらいですかね?単純に「一音上」だから、そう思って入れば音取れると思うんだけどね。クリシェもそうですが「半音ずつ」とか決めてもらえれば特に音取りにくくはないと思いますが。

  • 吉川晃司「すべてはこの夜に」 作詞、作曲:佐野元春

沢田研二の曲ですが、吉川晃司がカバーしてたのは知らなかったです。まだまだ修行が足りませんね、、、沢田研二は渋谷公会堂のライブに行ったこともあるくらいハマってたことがありまして。

  • MANNA「YELLOW MAGIC CARNIVAL」 作詞、作曲:細野晴臣

マニアックすぎる(爆)。そもそもティンパンアレーとかキャラメルママの説明から始めた方が良いと思いますが、そんなことは周知の事実としてばして話すっとが進んでいく。。。

そして牧田スポーツ曰く「チャイナ物に外れなし」とのことで、、、

泰葉は知ってましたが、鹿取洋子は初めて聞きました。これはいい!!確かにチャイナ物=ペンタトニックスケールなので、日本人に馴染みのある旋律で、大きく外れないんでしょうね。

そしてチャイナ物と聞いて、筆者としてはこの曲を押さずにはいられません。

小学生のころ、エレクトーンの発表会でやりました(爆)。番組で紹介されたわけではありませんが、チャイナ物つながりということで、ご参考までに、、、

  • 近田春夫「恋の弱味」作詞:橋本淳 作曲:筒美 京平

オリジナルは郷ひろみ。近田春夫の名前が出てきただけで、もう満足です。タモリ倶楽部に出てるだけのおじさんじゃないんですよ!

  • 石野真子「恋のハッピー・デート」作詞:森雪之丞 作曲:MYERS MIKE

オリジナルはThe Nolands「Gotta Pull Myself Toghther」ですね。そして石野真子と長渕剛との婚約の話が飛び出して、オチとなりました。狼なんかこわくない!?(爆)

それでは今日はこの辺で。

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