2005年6月アーカイブ

筆者も何度か(これこれ)書いていますが、アメリカで起こったクレジットカードのデータ流出の問題を発端にして、いろいろ議論が巻き起こっているようです。もちろんデータが流出した経緯等は徹底的に調査されるべきですが、そもそもクレジットカードの仕組み自体に限界がある、と筆者は考えています。

筆者の友人も「もともと不正使用をされることが前提のシステム」だと書いています。筆者も全く同感です。彼自身もカードのヘビーユーザーだからこそ、こういった発言が自信を持って出来るのだと思いますが。

例によって日本のマスコミは揚げ足を取って騒いでたりするようです。またそれに煽られたのかどうなのか、各所のブログ等でも「カードは怖い!」みたいな発言があるようです。では、そんな記事を書いたり、発言をしている人達は、スーパーやコンビニや高速の料金所でサインレス決済が出来る現実をどう考えているのでしょうか?うっかりカードを落としたら、それを拾った人が即不正使用できるわけですから、ある意味大変危うい状況だとも言えるわけです。そういう状況に対して警鐘を鳴らしているマスコミはあまり見たことがありません。ついでに言えば、裏面の署名の重要性について訴えているマスコミも見たことがありませんね(笑)。潜在的な危険性や意識の低さははほったらかしで、表面的な部分がちょっと騒がれたから報道する、という、まぁマスコミってそういうものなのかもしれませんが。

筆者も昔、落としたカードが高速道路で数十万円分使われれたことがありました。もちろんカード会社に即連絡していたので一切負担が無かったのは言うまでもありませんが。今でもその会社のカードを何の抵抗もなく使い続けていますしね。そういえば日本以外の国で、カードのサインレス決済というのは、あんまり見たことがないですね。外国のカード会社は、そんな危うい決済方法は認めないのかもしれませんね。

なんにしろ、クレジットカードのいろんな面を知っている人間としては、現状の被害に対してはあまり関心はありません。今後どういった安全対策が取られるか、どういった偽造防止対策が取られるか、といった将来の話には興味がありますけどね。もちろん、それが某国のICチップ旅券騒ぎのように、利便性を著しく欠く内容にならないことを祈っていますが(^^;)。

ちょっと先(だいぶ先?)の話ではありますが、9月に日本に一時帰国をしようと思っています。実家にも帰りたいと思っているので、新しく出来た中部新空港行き(SQのチャンギ経由)を予約しました。ちなみに新空港の三文字コードは旧名古屋空港のを引き継いでNGOらしいです。どうせならKIXみたいに新しくすれば良かったのに。分かりやすいようで、分かりにくい感じです。

日本に帰って実家に顔を出したり、会社に顔を出したり、友達に会ったり、会社の後輩の結婚式に出たり(笑)する予定です。更に、昨年11月の一時帰国の際もそうだったのですが、今回もどこかの温泉に泊まりがけで行きたいなと思っています。行きたい温泉がいろいろありまして、その中の一つ、群馬県の四万温泉を調べてみることに。この温泉はかなり前から目を付けてはいたのですが、結局行けないまま。ウェブサイトはキレイに出来ていて見やすいです。特に宿の特徴をチャートで紹介というページが秀逸です。金額を縦軸に、部屋数を横軸にとって表示しているのですが、これが非常に分かりやすい。しかもチャートに表示されている宿名の所には、宿の紹介ページへのリンクがされており、宿名をクリックすると紹介ページに飛んでいくことが出来ます。他の宿泊サイトがこういった方式を採っているのか分かりませんが、参考にされた方が良いかも。もちろん、金額と部屋数で宿のすべてが分かるわけではありませんが、ここでだいたいの目星をつけてから、その宿の詳細情報を見れば良いのですからね。

そんなチャートに感心していたら、条件別検索というページもあります。宿に求める条件をチェックして検索すると、該当する宿を表示してくれるようです。選択肢を見ながら、いろいろ思ったことがあるので書いてみます。


「露天風呂がある宿」「宴会場がある宿」「露天風呂付部屋がある宿」
→このあたりの選択肢はまぁ普通でしょうか。

「貸切風呂がある宿」
→家族連れやカップルには良いでしょうね。

「バリアフリーの宿」「ペット連れ歓迎の宿」
→最近こういう宿も増えているんでしょうねぇ。

「一人旅OKの宿」
→筆者は一人旅大好きなのですが、国内の一人旅って実はあまりしたことがなくて。最近まで知らなかったのですが、独りでの宿泊を断る宿も少なくないのだとか。特に女性独りの宿泊は、男性独りの宿泊よりも、断られる可能性が高いという話を聞いたことがあります。

「自炊できる宿」
→家族連れやグループで訪れて、カレーでも作って楽しく、安く滞在、なんてスタイルも面白いかもしれませんね。

「カードで支払いできる宿」
→キャッシュレス万歳!(爆)

「プールがある宿 」
→何に使うのかよく分かりませんが・・・。

「卓球台がある宿」
→深い意味もなくついついチェックを入れてしまいそうな項目(超爆)。
もしかしてユーモアで項目に加えたのかな、と思うくらい。

「日帰り入浴ができる宿」「日帰り休憩ができる宿」
→ライブの目的地にも良いかもしれません。ただ東京からだと日帰りするには少し遠いかな。できればゆっくり一泊したいですね。


そんな感じで、うまくまとまってませんが、とりあえず9月に行く温泉地を選定中ってことです。はい。

こう書いてピンときたあなた、かなりの「お舟」好きですね?(笑)さて、お舟好きではない大多数の読者の方々にとっては意味が分からないと思いますので、取り敢えず普通に読み進めていただければと・・・。

浜名湖の北の方にある引佐郡細江町に住んでいる大学の後輩から、先程メールが届きました。市町村再編で来月から細江町も浜松市になるんだとか。ちなみに筆者の実家がある三重県旧上野市も、今は周辺町村と合併して伊賀市になっています。いわゆる平成の大合併ってやつですね。今回の合併で新浜松市がどれくらいの規模になるのか分かりませんが、旧浜松市でも確か60万人くらい人口があったはずなので、今後は政令指定都市へ、という動きになるんでしょうね、おそらく。

ところで浜松の合併、と聞いて思い出すのは(普通の人は別に思い出さないかも知れませんが -_-;)旧可美村との合併です。1991年5月に行われた合併で、浜松市は「スズキ」と「遠州製作所」を手に入れました。というか、この2社が(2社からの税収が ^^;)あったがために、可美村は長年「飛び地」として浜松市の中にぽっかり残っていたんですけどね。

激しく話題がそれました(爆)。元に戻します。浜松の合併と「お舟」とは別に関係ないでしょ、と思われるかも知れませんが、これが関係あるのです。地方競馬や競輪も同じですが、「お舟」=競艇は地方公共団体(つまり市町村)が主催しています。浜名湖競艇場の場合は確か新居町と舞阪町が主催していたはず。調べてみたら以下のことが分かりました。

・新居町、舞阪町、雄踏町の浜名郡3町で企業団を組織している。
→雄踏町は筆者も見落としていました(苦笑)

・舞阪町と雄踏町は新浜松市に合併する。
→新浜松市と新居町で、新企業団を組織するらしい。

というわけで、今回の合併によって浜松市は浜名湖競艇場(建物自体は新居町にあるので、正確にはレースの主催権)を手に入れることが出来るのです。浜名湖競艇場は、全国に24ある競艇場の中でも設備の整ったレース場として知られ、SGなど大きなレースも開かれます。

ただ、浜名湖だけに限らず、今では地方の競艇場運営は決して楽ではないようです。公営ギャンブルという括りで見ても、中央競馬や、都市にある一部のレース場を除くと、運営が楽なところはあまりないのではないでしょうか。最近では日本小型自動車振興会が、同じ経済産業省(旧通商産業省)管轄である日本自転車振興会との統合を検討するとか、そんな噂も出てましたし。競艇もファンの高齢化が目に見えて(レース場に行けば目に見えます ^^;)進んでいますし、日本財団(旧日本船舶振興会)もうかうかしていられませんね。

この問題、全容解明までにはしばらく時間がかかりそうですね。とりあえず筆者は明細書をこまめにチェック(これがシンプルにして最大の防御です!)するようにします。ま、レシートと月次明細の突き合わせはこれまでも毎月必ずやってましたけどね。

22日付けの日経新聞では、日本で同様の大量情報漏洩が起こる可能性は低いとの見方が大勢だと伝えています。その理由として、日本では利用者の与信を自社で実施するのが一般的で、各カード会社が自社のコンピュータで利用者情報を管理しているため、仮に情報漏洩が起こっても、一気に複数のカード会社のデータが漏れることはない、というのである。

確かにそれはその通り。ただこれは「現時点では大量情報漏洩の低いが、今後その可能性は高まる」ということの裏返しでもあります。日本のカード会社の中にもコスト削減、与信の効率化、高速化などを狙って、事務部門のアウトソース、集約化を進める動きがあります。効率化は結構なことですが、今回の二の舞はごめんですので、日本のカード会社はセキュリティに十分配慮した上で、アウトソースなり、集約化なりを進めてもらいたいものです。

それと同時に、不正検知システムの能力強化にも力を注いでもらいたいと思います。不正検知システムというのは、過去の購買履歴や会員情報(居住地、年齢など)から総合的に判断して、明らかに不審な決済が行われた場合に、警告を発する(承認を出さない)というものです。極端な例を言えば、日本で発行され、これまでスーパーでの少額決済にしか使われたことのないカードが、突然アメリカで2000ドル分の商品券の購入に使用された、などといった場合にシステムが作動するというわけです。

別のアプローチとして、クレジットカードがIC化されていれば、仮にカード番号等のデータが漏れても物理的に偽造できない、という考え方もあります。ただ、全世界のすべてのカードがIC化するまでには時間がかかります。それまではICチップ+旧来の磁気ストライプ、というデュアル構造を取らざるを得ないと思いますので、それではあまり意味がありません。

というわけで、カード会社側の対策を待つだけではちょっと心許ない感じです。というわけで最初に戻りますが、我々ユーザーが今すぐ出来る最も安上がりな対策は「明細をこまめにチェックすること」だということですね(^^;)。

筆者の貴重な日本語情報源である日経新聞。日経新聞と聞いただけで、菊治と冬香だな、とか思ったそこのあなた、早合点しないでください(爆)。

先週17日付けの紙面、プロムナードという囲み記事を作家の北村薫さんが書いておられました。題名は「うつるんでしょうか」ということで、あくびについて書かれています。人と人の間であくびがうつる、というのは(科学的な根拠はないようですが)よく言われることです。ところが北村さんは、家で飼っている猫の前であくびをしてみて、人のあくびが猫にうつるかどうかを調べてみたというのです(笑)。こんなアホなことを実際に試した、というだけで、この人かなりの猫好きだなと直感しました。

ところが上には上がいるもの。愛猫家として有名な同業の有栖川有栖さんに北村さんが尋ねたところ、彼の奥さんから「猫同士のあくびはうつりますよ、よく見ます」という情報を得たとのこと。そんなところまで観察している人がいるとは。すごいというか何というか。しかも猫同士のあくびがうつるのを観察できるということは、家に2匹以上猫がいるってことですね。すごいなぁ、というか、うらやましい・・・。

さて、有栖川さんのお話にはもう一つ興味深い指摘が。猫のあくびは眠い時とは限らない、「照れ隠し」にあくびをするのだという。この指摘には筆者も賛同。猫というのは自分のことを気にかけてもらったり、自分の話題が話されているのが何となく分かっているようなのです。そんな時に、あくびしたりしてみたりして、知らんぷりしているように装うのです。でも実は自分のことを気にかけてもらっていることが分かっている、というような具合です。

おそらく愛犬家の方々、というか、愛猫家以外の方々からは「わけわからん」「そんなこと知るか!」と言われてしまうかもしれません。でも猫を飼ったことのある方なら、こういう状況って分かりませんか?いかがでしょうか?

既に報道されている通り、アメリカのCardSystems Solutions社からクレジットカードの情報が流出しました。アメリカ国内での利用分、とのことですが、インターネット経由でアメリカのサイトにアクセスして、物品を購入した場合なども含まれるのでしょうから、筆者ももしかしたらその該当者になっている可能性があります(^^;)。

ただ、筆者は別に今のところ、あまり心配していません。前述のアメリカのサイトの通信販売で使用したカード(セゾンカード)については、ウェブで利用履歴が確認できるようになっていて、今日の時点では不審な請求が立っていないからです。また仮に、不審な請求が今後来たとしても、ちゃんとチェックをしていれば対応(カード会社にすぐ連絡)できますよね。

今の時点で「オレの情報は流出していないのか!大丈夫なのか!」とカード会社に電話をかけてしまうのも、結局は意味のないことでしょう。現在カード会社はそういった問い合わせの電話応対に追われているようですが、カード会社こそ「誰の情報が流出したか」を一番知りたいわけで、それが分かれば、会員から問い合わせの電話がかかってくるのを待たずに、カード会社側から対応を取るんでしょうし。

もちろん自分が持っているカード番号等の情報が漏れたとすれば腹立たしいことですし、「情報が漏れたかもしれないな?大丈夫かな?」という気持ち悪さもあります。しかしクレジットカードが無いことの不便さを考えれば、あきらめがつく、というのが正直なところです。クレジットカードがなければ、アメリカの通信販売を利用する際に、いちいち高い手数料を払って銀行振込をしなければならないわけです。あるいは旅行の際にも多額の現金を持ち歩かなくてはならないわけです。そういった不便さやリスクを取ってまで、クレジットカードを利用することを止めるかといえば、それはできませんね・・・。また、こういった情報流出が起こった場合には、カード会社がその被害額を負担する(正確には保険会社かもしれませんが)のが普通です。我々利用者が負担を負わされることはありません。

今回の情報流出があったから「カードって怖い!だから明日からクレジットカードは全部解約して、現金主義で生きていこう!」なんて奇特な方はほとんどいないでしょう(笑)。情報流出の原因を究明し、責任を追及することは大切でしょうが、だからといってクレジットカードが無くなることはないでしょう。現金を落としたり、奪われたりしたら、それこそ取り返しが付きません。利用者としては、開き直って、賢くクレジットカードを使い続けるのが正しい道だと思います。

既に書いた日本からのお土産の中に、懐メロ詰め合わせCDがありました。「君の詩」という企画物の4枚組CDで、曲目はこんな感じです。日本にいたときに深夜のテレビショッピングで売られていた記憶がかすかにありますが、インターネットからも注文できるようになっています。

さすがにこれだけの曲が集まると、懐メロ好きを自認する筆者でも、知らないアーティスト、聴いたことのない曲がいくつかありますね。「上田知華&KARYOBIN」「下田逸郎」「愛奴」あたりは知りませんでした。まだまだ修行が足りないかなぁ。

この4枚組のCDは、ポリドール、クラウン、ワーナーミュージック、ソニーの4社に所属するアーティストが、それぞれ1枚のCDに詰め込まれている、という感じなので、メジャーなフォーク歌手が少ない会社のCDは、若干玉不足気味になっています(笑)。2枚目なんか、アーティスト名こそ違ってますが、全部「かぐや姫」みたいなもんですよね。3枚目も、さだまさしが多すぎだよって。

あと、このアーティストならこの曲より、こっちの曲だろ、と思うのもいくつかありますね。岸田智史は「重いつばさ」より、やっぱり「きみの朝」じゃないか?さだまさしも「線香花火」とか「最終案内」よりも「風に立つライオン」あたりを入れれば良いのに、と思うのは筆者だけ?その一方で、ふきのとうが「白い冬」だけじゃなくて「春雷」も収録されているのは評価できますね。山田パンダの「落陽」が入ってるのも良いですね(吉田拓郎バージョンも聞きたいなぁ)。

ともあれ、そんなことをいろいろ考えながら、YAMAHAのアンプを通してサラウンドで楽しませてもらってます♪

先月、日本から友人が遊びに来てくれたのですが、その際にいろいろとお土産を持ってきてくれました。お土産というか、ほとんどこっちからリクエストを出していた物ばかりなのですが・・・。

・電子レンジでご飯が炊ける器具
・電子レンジでパスタが茹でられる器具
・酒(焼酎各種、日本酒各種)
・薬(正露丸、虫除けスプレー)
・余ったPCパーツ(HDD、アナログモデムカード)
・靴下
・チキンラーメン+マグカップセット
・3ヶ月遅れのバレンタインチョコ
・懐メロ詰め合わせCD

まぁこんな感じです。このうち「電子レンジでご飯が炊ける器具」というのが予想以上に便利で、かなり重宝しています。日本にいるときから興味はあったのですが、日本にいたときは3合炊きの小さい炊飯器が既にあったので、特に必要ありませんでした。こっちに来て、わざわざ炊飯器を買うのも大げさなのですが、時々米が食べたいと思うこともあり、そういう時に是非試してみようと思いまして。

ウェブで調べてみたら、プラスチック製の安いものから、陶器製の高いものまで、いろいろあるようです。とりあえず安いのでいいよってことで、こんなのを買ってきてもらいました

最初に炊いた時は、指示通りの水加減でやったのですが、少し堅くなってしまいました。ご飯の堅さは好みもあると思いますが(筆者は柔らかめが好きな人)、そのあたりの加減も何度か炊くうちにコツが分かってきて、今ではかなり満足の行く炊きあがりになりました。スノコが付いていて、これを使うと蒸し物も出来るようなので、今度、冷凍の肉まんでも蒸かしてみようかと思ってます。

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