筆者が使っていたノートパソコン(東芝DynabookSS 3410)はHDDが10GBしかなく、ちょっと心許なかったので、40GBのものに入れ換えることにしました。OSは元々Windows98 SEが入っていたようですが、一時期会社の開発機に使われていたため、筆者が使うようになった時にはWindowsXP SP1に入れ換えられていました。さてこういう場合、皆さんはどうされますか?個人的には、こういう機会に大掃除を兼ねて、OSを一からインストールしなおすのがベストだと思っています。
・マイドキュメント、お気に入り、メール、アドレス帳など、必要なデータのバックアップを取る。
・ハードディスクを入れ換えてフォーマット。
・OSをインストールして、SPやバグフィックスなどをインストールする。
・アプリケーションをインストールする。
・バックアップしたデータを戻す。
こうすれば、使わなくなったアプリケーションの整理もできるし、余計なゴミが無くなってWindowsの起動が早くなったりもするので、時間と環境に余裕があれば、これが一番良い方法であり、正しい方法だと思います。
ただし、これをきっちりやるためには、数時間〜1日かかります。べったりパソコンに張り付く必要はありませんが、片手間でやったにしても結構面倒なもの。またOSやアプリケーション、ドライバ類のメディアが全て手元にあることも必要です(ダウンロード出来るものもありますが)。
そこで中身をごっそりコピーする方法は無いものかとウェブで調べてみました。DOSの時代ならSYSコマンドでシステム転送して、あとはXCOPYでも使ってファイルを全部コピーすればおしまい、だったんですけどね(笑)。どうやら専用のツールなども販売されているようですが、Windows2000以降に標準添付されているWindows Backupというツールを利用すれば何とかなるかも?と思い立ちました。
・スタートメニューから、アクセサリ→システムツール→バックアップ、を起動。
・バックアップしたいドライブ(HDD)をチェック。
・バックアップ開始。完了すると拡張子BKFのファイルが生成。
BKFファイルのリストアは、同様にWindows Backupを起動して行います。
・スタートメニューから、アクセサリ→システムツール→バックアップ、を起動。
・リストアしたいBKFファイルを選択し、リストア先のドライブ(HDD)を指定
・リストア開始。完了。
果たしてこのやり方が正しいのかどうか分からないのですが(かなり荒技チックですよね ^^;)、筆者がノートパソコンのハードディスクを交換する際に、WindowsXPとWindows2000で何度か行い、いずれも成功しています。ただし注意点が2つほど。
・起動しているシステム自身を、Windows Backupを使って丸ごとコピーすることは出来ない(OS関連のファイルが使用中で、コピーできないため)。コピーしたいHDDを別のPCに取り付けてWindows Backupを起動し、前述の作業(バックアップとリストア)を行う必要がある。
・リストア先のHDDはフォーマットし、その際に起動パーティションをアクティブ化しておく必要がある。アクティブ化していないと、そのHDDから起動しない(基本的なことですが、案外気付かずにはまります ^-^;)。
ただし、仮にこの方法でHDDの入れ替えがうまく行かなかったとしても、筆者は責任持ちませんので(当たり前ですが)、ご自身の判断でお願いします〜。