【165】一流ソムリエの意見に納得

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少し前から日本でもワインが注目されるようになっています。ちなみに筆者は、どちらかと言えば米のワインとも言うべき日本酒が好きなのですが、基本的に酒好きなので(爆)、酒の一種としてワインも美味しく頂いております。実は、ヨーロッパ中部から東部(ドイツ、オーストリアから東ヨーロッパにかけて)のワインが好きなんですけどね。

ワインが注目されるにつれて、よく耳にするようになったのがソムリエという単語。ワインのエキスパートを示すこの単語ですが、資格試験などもあって、その筋では由緒正しいもののようです。日本では田崎真也さんが第一人者として有名です。

ただ・・・、特に筆者のように「単に酒が飲むのが好き!」という人間にとっては、ソムリエというと何だか堅苦しくて、かしこまってるような気がしまして。特にそのネガティブな意識に拍車をかけたのが「ワイン好きが高じてソムリエ資格を取りました」といった人が続々と増えてきたことです。もちろんワインが好きなことは構わないのですが、それで資格を取って(資格を取るということは周囲にアピールするということでもある)というステップが、どうもすんなりと受け入れられないのです。酒という、ある種サブカルチャー的な物と、資格という権威的な物が相容れないと筆者が勝手に認識していただけなのかもしれませんが。

筆者はずっと、このようなモヤモヤした感情を持ちながら過ごしてきました。しかし前述の田崎さんが次のような発言をされているのに触れ、そのモヤモヤが晴れました。彼は「ソムリエにとって大切なのは、自分自身がワインを好きなのかどうかではなく、ワインが好きな人にワインを提供して、喜んでもらうことが好きなのかどうか、ということ」だと述べていたのです。さすが第一人者、心がけが違いますね。意識が違いますね。ソムリエは自分が飲むためではなく、相手に喜んでもらうために適切なワインを提供する人であるべきだというのです。ソムリエは決して権威的な資格ではない、というか、権威的な資格であってはならない、という解釈もできるでしょうか。

筆者の友人でも、自宅に筆者を呼んでくれて、美味しいワインや、素敵なおつまみでもてなしてくれる人がいました。そんな人と一緒に酒を飲むことがどれほど楽しかったことか。ちなみにその人は酒好きが高じて(?)酒屋に嫁入りしてしまいましたが(爆)。それはさておき・・・、どんなに権威のある資格よりも、そういうちょっとしたもてなしの方が、人として価値があることのように思えます。

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ぬ、呼ばれましたか?>酒屋の嫁
過分なおほめをいただき、ありがとうございます。わたくしもどちらかというと人をもてなすよりは自分が飲みたかったんで、資格には興味なかったですけどね・・・。つか一瞬取ろうとしたんですが、覚えることが死ぬほどいっぱいあって2秒で挫折いたしました。あんなの友達か誰かが持ってればいいんだ!と。まさかそれが夫になるとは思いませんでしたが。

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このページは、もりもりが2004年12月10日 01:21に書いた記事です。

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