【230】クレジットカード情報の流出問題

既に報道されている通り、アメリカのCardSystems Solutions社からクレジットカードの情報が流出しました。アメリカ国内での利用分、とのことですが、インターネット経由でアメリカのサイトにアクセスして、物品を購入した場合なども含まれるのでしょうから、筆者ももしかしたらその該当者になっている可能性があります(^^;)。

ただ、筆者は別に今のところ、あまり心配していません。前述のアメリカのサイトの通信販売で使用したカード(セゾンカード)については、ウェブで利用履歴が確認できるようになっていて、今日の時点では不審な請求が立っていないからです。また仮に、不審な請求が今後来たとしても、ちゃんとチェックをしていれば対応(カード会社にすぐ連絡)できますよね。

今の時点で「オレの情報は流出していないのか!大丈夫なのか!」とカード会社に電話をかけてしまうのも、結局は意味のないことでしょう。現在カード会社はそういった問い合わせの電話応対に追われているようですが、カード会社こそ「誰の情報が流出したか」を一番知りたいわけで、それが分かれば、会員から問い合わせの電話がかかってくるのを待たずに、カード会社側から対応を取るんでしょうし。

もちろん自分が持っているカード番号等の情報が漏れたとすれば腹立たしいことですし、「情報が漏れたかもしれないな?大丈夫かな?」という気持ち悪さもあります。しかしクレジットカードが無いことの不便さを考えれば、あきらめがつく、というのが正直なところです。クレジットカードがなければ、アメリカの通信販売を利用する際に、いちいち高い手数料を払って銀行振込をしなければならないわけです。あるいは旅行の際にも多額の現金を持ち歩かなくてはならないわけです。そういった不便さやリスクを取ってまで、クレジットカードを利用することを止めるかといえば、それはできませんね・・・。また、こういった情報流出が起こった場合には、カード会社がその被害額を負担する(正確には保険会社かもしれませんが)のが普通です。我々利用者が負担を負わされることはありません。

今回の情報流出があったから「カードって怖い!だから明日からクレジットカードは全部解約して、現金主義で生きていこう!」なんて奇特な方はほとんどいないでしょう(笑)。情報流出の原因を究明し、責任を追及することは大切でしょうが、だからといってクレジットカードが無くなることはないでしょう。現金を落としたり、奪われたりしたら、それこそ取り返しが付きません。利用者としては、開き直って、賢くクレジットカードを使い続けるのが正しい道だと思います。

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コメント(2)

こういった事故の被害額は、保険会社が負担し、その保険料はクレジット会社経由でユーザーにも一部が回ってくるはず(サービスの一部減少などかなりわかりにくい形でしょうが)なので僕はいやですねぇ。
もちろん、文句の電話もしないし、そういったリスクをとっても利用し続けるべき便利なものですが。
無駄なコストは彼らとしても損害でしょうが、当然彼らの損害は利用するユーザーの損害でもあります。

毎度どうも。うーん、確かに。回りまわってユーザーの負担になる、という見方もありますね。しかし通常カードは年会費無料が当たり前になり、各社が付加サービスで競っている現状では、なかなか転嫁も難しいってのが実状じゃないでしょうか。

いちばん手っ取り早い(?)のは利率アップかな。実はキャッシングやリボの支払条件って、時々こっそり変更されてたりします。年会費収入や加盟店手数料ではなく、実はカード会社はキャッシングやリボの金利で稼いでいるのです。筆者のように「一括(マンスリークリア)しか使わない」とか「リボにしても繰り上げ返済しちゃう」とかいう人は、カード会社にとってはあんまり良くない客なのです(笑)。

もちろん、我々ユーザーも賢い消費者として、カード会社の「わかりにくい形の」動きをチェックしていく必要はあるでしょうね。

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このページは、もりもりが2005年6月21日 23:57に書いた記事です。

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