【392】ダウングレード権とライセンスの種類

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Windows Vistaが発売されてから数ヶ月経ったものの、筆者はまだ乗り換えてはいません。今使っているPCでVistaを満足に動かすためにはメモリを追加しなくてはならない(現在512MB)ということもありますが、何より設定等がめんどくさそうなので、もう少し回りにユーザーが増えるまで待ちたいな、というのが本音です。2000からXPに乗り換えた時も、やっぱり慣れるまでに少し時間がかかりましたからね。

こちらでお客さんにPCを販売する場合も、OSやOfficeのバージョンをどちらにするのか事前に必ず確認するようにしています。OSに関してはWindowsXPを希望される場合も多いのですが、最近新発売されたPCはVista搭載モデルがほとんどです。それでもどうしてもXPを使いたい、という場合は、Windows Vista Businessが搭載されたモデルを買っていただいて、WindowsXP Professionalにダウングレードするようにしています。注意しなくてはならないのは、ダウングレードが許されるのはVista BusinessとVista Ultimateだけで、Vista Home Basic、Vista Home Premiumにはダウングレードが許されていないという点です(こちらのサイトを参考にさせていただきました)。

もう一度整理すると、OEM版のVista BusinessとVista Ultimateだけに限って特例的にダウングレードが許されているようです。これはOEM版のWindowsXP ProfessionalのみがWindows2000 Professionalへのダウングレードを許されている状況に似ていますね(正確にはWindows98 SEおよびNT Workstation 4.0へのダウングレードも可能)。

同様にOfficeについてもダウングレード権がありますが、Officeの場合はボリュームライセンス版のみダウングレードが許されており、パッケージ版、OEM版には許されていません。

ライセンスの種類について整理しておきましょう。大雑把に言って3種類あります。

<パッケージ版>
店頭で箱入りで買えるもの。手軽に買える。

<OEM版>
PCを購入した際に付属している。またはマザーボード、HDD、ディスクドライブなどと抱き合わせで購入する。最も安価に手にはいるが、ライセンスを他PCに移動させることはできない。

<ボリュームライセンス版>
主に企業などで数をまとめて買う場合に利用する。ライセンスとディスクキットを別々に購入する。

なおVistaのダウングレードについては、マイクロソフトから文書が出ています。同様に、ちょっと古いですが、XP Professionalからのダウングレードは「WindowsXP VS Windows2000 選ぶならどっち」が参考になると思います。

あー、ややこしい(苦笑)。

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このページは、もりもりが2007年6月27日 22:50に書いた記事です。

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