ホテルや無線LANのホットスポットを利用する際に、PC上でブラウザを開くと強制的にログオン画面が表示され、そこにIDとパスワードを打ち込むことでインターネットに接続できるようになる、という仕組みがありますよね。筆者も何度か利用した経験がありますが、先日あるお客さん(ホテルにお住まい)から「新しいパソコンをホテルのLANにつないでも、ログオン画面が表示されず、インターネットにも接続出来ない」という相談を受けました。
筆者がまず思いついたのは、以下3点。
・IPアドレスを自動取得(DHCP)に設定する
・IEのLANの設定(自動構成、プロキシ)をすべて無効にする
・IEのキャッシュをクリアする
全て試してみたのですが状況は変わらず。
もしかしたらMACアドレスでロックをかけているのかな、と思い、先日まで使っていたという旧PCをつないで、"ipconfig/release"で握っていたIPを開放してみたりもしましたが、状況は同じ。
困った挙げ句、Google検索に頼ってみたところ「ホテル接続環境に関する調査報告」というページがずばりヒットしました。どうやらipv6との共存環境で、不具合が起こることがあるようです。単なる障害対応マニュアルではなく、障害が発生するメカニズムについても解説されていて、おお、なるほどと感心しました。結論としてはipv6を削除すれば大丈夫とのこと。しかし本来v4とv6は共存できるはずなのに問題が発生しているということなので、それってネットワーク機器の不具合だと言えると思うのですが・・・、どうなんでしょ。
ログオンページは表示されて認証も通ったのだけど、香港のサイトは大丈夫なのに、どうしても日本のサイトに接続できない、というのはこの前の香港のホテルでありました。
どうもDHCPが教えるDNSが.jpがつくサイトを解決できない状態になっているみたいで、あわてて夜中に某金融会社の六本木在住友人wに電話で「どっか知ってるDNS教えて」と電話。
最初海外からの夜中の電話に怪しまれて電話切られたけど、無事OCNのDNS教えてもらって無事接続できました。
>いわさん
その話、聞きましたよ(笑)。どうにも間抜けな話ですが、その現象から「DNSかな?」と推し量れるあたりがさすがかなと。
ホテルの接続は便利な反面、適切なサポートが受けられない可能性があって(ホテルの人に聞いても無理だろうし)、トラブった場合には面倒ですね。