うちの会社で販売するPCは、今でもほとんどXP Professionalをインストールして出荷しています。Vista Business、Ultimateであればダウングレード権が認められていますのでXP Professionalをインストールしてもライセンス的には問題ありません。しかし最近のハードウェアはVistaプレインストールモデルしか存在しないので、メーカーのウェブサイトに行ってもVista用のドライバしか供給していない場合もあり、ドライバの確保が問題になることが増えてきました。
今回依頼のあったモデル(COMPAQ PRESARIO CQ40-337TU)もまさにそのパターン。実はこのモデルはOS無しモデル。日本人のお客さんにXP Professional日本語版をインストールした上で販売するので、OS無しモデルを選びました。どうやら同じハードでVista搭載モデルは存在しているようで、HPのサイトに行くとVISTA用のドライバやマニュアルは簡単に見つけられましたが、やっぱりXP用はありません。これは自力で探すしかないようです。
とりあえずってことでXP SP2を入れて起動を試みます。途中で何とブルースクリーン。どうやらSATA HDDを認識していないために起こる現象のようです。「ハードディスクが見つかりません」というメッセージにはよく出くわすのですが、ブルースクリーンで止まってしまったのは初めての経験。一瞬焦りましたが、落ち着いてインテルのサイトからIntel Matrix Storage Manager Floppy Configuration Utilityをダウンロード。FDDにコピーしてF6連打でもいいのですが、先日試した方法が非常に快適だったので、今回もnLiteのお世話になることにします。XP SP2にAHCIドライバを統合してCDRに焼き付けます(筆者は面倒なので全部統合しちゃいましたが、このノートで必要なのは「ICH9M-E/M」用ドライバだけ)。このCDRから起動すると、問題なくインストールが進みました。
まず簡単に手に入りそうなところから。スペックを見るとIntel GMA 4500とあるので、ここからチップセットが類推できます。Mobile Intel 4 Seriesでしょうね。インテルのサイトからチップセットのINF Update Utilityと、グラフィック(Intel Graphics Media Accelerator Driver)のドライバをゲット。まずINF Update Utilityをインストール、次にグラフィックの順番です。両方とも難なく完了。
LANはRealtekのサイトからダウンロードできました。インストーラーがついてないので、デバイスマネージャからインストールします。
ここまでは比較的順調。しかしここからが大苦戦でした・・・。(次回に続く)
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