先月の一時帰国の際に、インドネシアで購入したLTE対応のルータ(SIMロック解除済みのHuawei E5372s)を日本で使えるか試してみることにしました。同型のものがDocomoからHW-02Eという型番で発売されているのですが、対応周波数等が違う可能性もありますので、まぁとにかくやってみることに。
まずはSIM探しから。月額契約をする気は無いのでプリペイド方式のものを物色。Docomo回線のMVNO各社(日本通信、OCN、IIJ他)のプランを各種検討した結果、最も有効期限が長い(3ヵ月後の月末まで有効)OCNモバイルONEプリペイド 1GB(税込3456円)に決定。ヨドバシカメラで注文して日本の滞在先に送付しておきました。これで日本到着後すぐに使うことが出来そうです。
滞在先(いつもの目黒の友人宅)でプリペイドSIMを開封。説明に従って、こちらのサイトから開通手続きを行います。この際、電話番号、住所、氏名、メールアドレス等の入力が必要。必要事項の入力が終わった時点で、APN等の必要情報がウェブサイト上に表示され、それらをルータに設定することで通信が可能になりました!個別の認証IDとパスワードも発行されますが、共通の設定(かんたん設定)もあり、
APN: lte-d.ocn.ne.jp
認証ID: mobileid@ocn
パスワード: mobile
認証方式: CHAP(このルータは設定不要だった)
と入れておけばOKのはずです。
なお、前述の開通手続きの中でOCNのメールアドレスが付与され、それがOCNマイページへログイン(利用量確認をする際に必要)するのためのIDとなります。そしてログインパスワードは後日登録住所宛てに郵送されるという、、、本人確認のためなんでしょうけど、このあたり、はっきり言って面倒くさく感じました。パッケージ内の説明書きもウェブの登録画面も全て日本語のみ、といったあたりからも、そもそも外国から来る人はターゲットにしていないのでしょう。
上記の方法で、Docomoの3G(FOMA)の電波を捕まえることは出来たのですが、LTE(Xi)を捕まえることは出来ませんでした。どうやらBolt!のルータはDocomoの3Gには対応しているもののLTEには対応していないようです。同じ周波数(2.1Ghz=B1)を使ってるはずなのですが、3GとLTEは別物ということでしょうか。というわけで結局3Gでしか通信が出来ませんでしたが、メール、FB、ウェブブラウジングといった用途では全く支障ありませんでした。通信速度は測定し忘れましたが、体感的には数Mbps程度は出ている感じ。1GBの容量制限のあるプリペイドSIMと組み合わせて使うには、これくらいの通信速度で丁度良いのかなとも思います。
帰国後、改めて調べて分かったのですが、ルータの外箱に対応周波数の記載があったようで(爆)「LTE TDD B40 / WCDMA B1 / B8」に対応しているとのこと。B40(=2.3Ghz)はBolt!のLTE用の周波数。B1(=2.1Ghz)は上記Docomoで確認済み。B8(=900Mhz)はインドネシアのTelkomsel 3Gで確認済み。ということで、表記どおりのスペックということでしょうか。まぁ30万ルピア+SIMロック解除手数料7ユーロ(=約3500円)でWiFiルータが手に入るのですから十分でしょう。文句は言えませんね。
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