【62】違和感が自分に与える影響

| コメント(0)

筆者は旅行が好きでして、学生時代から、国内外問わず、まぁいろんなところにいきました。何が楽しいのかと聞かれれば、それはもう筆舌に尽くしがたい、それについてだけ話をしても平気で数時間酒を飲めてしまうだけの様々な理由があるのですが、簡単に言えば自分が今までに行ったことのない場所にたどり着いた時、妙な達成感のようなものを感じてしまうからでしょう。そしてそれが癖になってしまっているようです。この妙な達成感というのは、一般的に言われる観光旅行の満足感とは少々趣を異にするものかもしれません。

何故達成感を感じるのか・・・、それはおそらく「オレは何故こんなところにいるんだろう?」という違和感を感じることが好きだからだと思います。特にあまり人が行かないような場所に行った時に、筆者は前述の達成感のようなものを強く感じる傾向が強いようです。

一般的には、違和感と達成感はイコールではないでしょう。ところが幸か不幸か、筆者は変わり者ですので(よく親しい友人からも「おまえは変わってる!」と言われます、がそれを誉め言葉として受け入れています)違和感を感じることをそのまま快感として受け入れてしまうのです。

違和感というとネガティブに取ってしまう方もいるでしょうから、希少感とでも言い換えてみるのが良いかもしれません。今まで見たことのなかった、あるいは普段の自分の生活の中では見ることがとても難しい風景や建物、そこでの人々の生活を見ることができたとしたら、それに喜びを感じる人は多いと思います。それがもう少しひねくれてしまうと(笑)筆者がもつ変人的価値観の領域に入ってしまうのではないかと思われます。

変人的価値観・・・、例えばウィーンを素通りしてブラチスラヴァやキエフに行ってしまったり、あるいは新潟に行く人に粟島を猛烈に薦めてしまったり・・・、そういうのが筆者の価値観だったりします。そういう価値観を素直に受け入れてくれる人、極めて少ないです(爆)。そしてそれを認めてくれるような希少な方に出会い、会話することもまた、筆者にとってはとても嬉しいことです。

コメントする

月別 アーカイブ

OpenID対応しています OpenIDについて
Powered by Movable Type 7.7.1

この記事について

このページは、もりもりが2002年9月25日 21:10に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「【61】たまには音楽評でも」です。

次の記事は「【63】音楽の素晴らしさ」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。