【113】良い面だってあるよね

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インドネシアは本日祝日です。早朝からグヌングリスという風光明媚なゴルフコースに行ってきました。が、景色を味わう余裕はまるで無し。球をいくつ無くしたやら・・・。夕方アパート帰ってきてからは、NHKの衛星放送で日本のニュースを見ていました。長崎のこと、三菱自動車のこと、そして年金法案のこと・・・。その昔、岡林信康が「いい年さらしてプロレスごっこの政治家先生」と歌っていましたが、それから数十年経っても、やっぱり似たようなことが起こっているんだなぁーと思いながら。

一つ前のエッセイにも書きましたが、先月下旬、日本に一時帰国していました。実家がある三重県の伊賀上野に帰ったときのこと。親父は単身赴任中で、妹は夜の仕事(と書くと変ですね、塾講師なのです)なので、残りの家族4人でなじみの寿司屋に夕食を食べに行くことになりました。店の人が忍者の格好をしていたりして、ちょっとびっくり。出前のお兄さんも忍者の格好らしい(笑)。最近、伊賀上野は観光に力を入れてるようで、こういう街ぐるみの取り組みも行われているとのこと。

食事はおいしくてボリュームもたっぷりで大満足。その食事が終わった後のこと、量が結構多かったこともあって母と祖母はメインのお寿司を少し食べ残してしまいました。そうなると「入れ物をもらって持って帰ろう」などと二人で話し出します。確かに旨い寿司だったので勿体無いのはわかるのですが・・・、おばさんがふたり集まるとこんなもんかなぁと筆者と祖父は半ば呆れ顔。デザートを持ってきてくれた店員さんにお願いして、屋台なんかで使う透明のパックをゲット。お寿司や、かんぱちの煮物をガツガツ詰め込み始めます。

このおばさんたち、しょうがないなぁと思いながら見ていましたが、その時、ふと気づいたことがありました。このおばさんたちは、お寿司の飾りについていた楓の葉も一緒にパックの中に入れていたのです。この感覚は、男の自分にはないものだなぁと。ガツガツ詰め込んだだけのパックよりは、少しは見栄えがします(笑)。言い訳になります(爆)。おもしろいものだなぁと。

自分もたいした人間ではないかもしれませんが、こういう些細なことでも、何か人間らしいアピールが出来ればと。意識して出せるものではない、自然な何かを出せればと思いつつ。NHKニュースは終わって、窓の外のジャカルタの街もすっかり夜景になってしまいました。

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このページは、もりもりが2004年6月 3日 21:13に書いた記事です。

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