昔、というか、大学生くらいになる頃まで、筆者が何となく違和感を持っていたことがあります。それは外国で大きな災害や、飛行機事故などがあった際に、ニュースのアナウンサーが必ず言う一言でした。
「日本人の被害者はいない模様です。」
数十人、場合によっては数百人の現地の方々が被害を受けているというのに、敢えて日本人の被害者がいない、ということを強調しているようで、なんだか自己中心的な感じがしていました。
しかし最近、中国での過激なデモや、インド洋での津波の報道を聞く中で、自己中心的な感じがしていた「日本人の被害者の有無」に特に注目してニュースを見ている筆者がいるのでした。それはそこに自分が世話になった人や、親しい友人などがいる、あるいは、いる可能性があるからです。
結局、自己中心的といえばそうかもしれないのですが、特に自分が大学に進学した頃から、自分自身も、そして周りの人達も、海外に出て行って活動するということが全然珍しいことではなくなってきました。日本の災害のニュースを聞くのと同じように(と言っては少し言いすぎですが)、インド洋の津波も、上海での過激なデモも、自分に身近な人が巻き込まれる可能性がある事件なのです。
逆に言えば、もしかしたら筆者のことも、日本から心配してくれている方々かいるということなのかもしれません。無事に生き延びていますよ(たまに腹をこわしたりしてますが ^^;)。ありがとうございます・・・。
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