【233】浜松市が合併で手に入れたもの

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こう書いてピンときたあなた、かなりの「お舟」好きですね?(笑)さて、お舟好きではない大多数の読者の方々にとっては意味が分からないと思いますので、取り敢えず普通に読み進めていただければと・・・。

浜名湖の北の方にある引佐郡細江町に住んでいる大学の後輩から、先程メールが届きました。市町村再編で来月から細江町も浜松市になるんだとか。ちなみに筆者の実家がある三重県旧上野市も、今は周辺町村と合併して伊賀市になっています。いわゆる平成の大合併ってやつですね。今回の合併で新浜松市がどれくらいの規模になるのか分かりませんが、旧浜松市でも確か60万人くらい人口があったはずなので、今後は政令指定都市へ、という動きになるんでしょうね、おそらく。

ところで浜松の合併、と聞いて思い出すのは(普通の人は別に思い出さないかも知れませんが -_-;)旧可美村との合併です。1991年5月に行われた合併で、浜松市は「スズキ」と「遠州製作所」を手に入れました。というか、この2社が(2社からの税収が ^^;)あったがために、可美村は長年「飛び地」として浜松市の中にぽっかり残っていたんですけどね。

激しく話題がそれました(爆)。元に戻します。浜松の合併と「お舟」とは別に関係ないでしょ、と思われるかも知れませんが、これが関係あるのです。地方競馬や競輪も同じですが、「お舟」=競艇は地方公共団体(つまり市町村)が主催しています。浜名湖競艇場の場合は確か新居町と舞阪町が主催していたはず。調べてみたら以下のことが分かりました。

・新居町、舞阪町、雄踏町の浜名郡3町で企業団を組織している。
→雄踏町は筆者も見落としていました(苦笑)

・舞阪町と雄踏町は新浜松市に合併する。
→新浜松市と新居町で、新企業団を組織するらしい。

というわけで、今回の合併によって浜松市は浜名湖競艇場(建物自体は新居町にあるので、正確にはレースの主催権)を手に入れることが出来るのです。浜名湖競艇場は、全国に24ある競艇場の中でも設備の整ったレース場として知られ、SGなど大きなレースも開かれます。

ただ、浜名湖だけに限らず、今では地方の競艇場運営は決して楽ではないようです。公営ギャンブルという括りで見ても、中央競馬や、都市にある一部のレース場を除くと、運営が楽なところはあまりないのではないでしょうか。最近では日本小型自動車振興会が、同じ経済産業省(旧通商産業省)管轄である日本自転車振興会との統合を検討するとか、そんな噂も出てましたし。競艇もファンの高齢化が目に見えて(レース場に行けば目に見えます ^^;)進んでいますし、日本財団(旧日本船舶振興会)もうかうかしていられませんね。

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このページは、もりもりが2005年6月25日 20:24に書いた記事です。

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