【301】FML復旧

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4月に日本に一時帰国した際、このブログが動いているdreamsサーバを刷新しました。ウェブサーバは無事に動き出したのですが、何故かPostfixがうまく動かず、外からのメールを受信できないという現象が起こっていました。SSHでログインして、mailコマンドを叩けばちゃんとメールを外に送ってくれるし、tcp_wrappersにひっかかったIPのログも自動的に送ってきます。つまり、dreamsサーバ内から外へ送るのは問題ないのに、外からdreamsサーバのメールアドレスに送っても、全然届かないという状態だったのです。

共同管理人のこーじと、あれやこれやと悩んだのですが、結果的には /etc/postfix/main.cf の中の mynetworks の指定が間違っていたのが原因。

mynetworks = xxx.xxx.xxx.0/24, 127.0.0.0/8

これでOK。この2アドレスの指定だけで十分でした。後ろに余計なものを追加したりしてたので、それが引っかかっていた模様。ともあれ、動き出してほっとしました・・・。


メーリングリストはFMLを利用しています。既にこーじがインストールしてくれてあったので、

$ su -

# su fml

$ /usr/local/fml/sbin/makefml newml hoge

$ chmod 755 /var/spool/ml/hoge

$ exit

# cat /var/spool/ml/hoge/aliases >> /etc/aliases

# newaliases

# su fml

$ /usr/local/fml/sbin/makefml add hoge hoge@hoge.com

こんな感じで新しいMLを作って、メンバーを追加していきます。一つ一つ追加するのが面倒な場合は、actives と members に直接書き込めばOK。members はコマンドメールを送ることが出来るアドレスを登録するファイルで、actives は実際にメールを配信するアドレスを登録するファイル。というわけで、とにかく両方に書かないとダメみたいです。


MLのカウンターを合わせるときは、

$ vi /var/spool/ml/hoge/seq

この seq というファイルの中身がカウンタの数字なので、これを変更すればOK。


ヘッダを変更するときは

$ /usr/local/fml/sbin/makefml config hoge

とやって、コンフィグプログラムを起動して、あとは

5 HEADER CONFIGURATIONS

を選んだ後、

1 SUBJECT TAG TYPE →おそらく 3 が標準的。
2 SUBJECT TAG FIGURE →おそらく 5 が標準的。

終わったらエンターを連打すれば保存されて、プログラムから抜けます。この makefml config は個人的には好きですが、嫌いな人は直接設定ファイルをいじっても大丈夫。makefml config の内容は cf というファイルに記録されていますので、

$ vi /var/spool/ml/hoge/cf

こいつを直接編集した後に

$ make config.ph

として、config.ph に cf の変更を反映します。直接 config.ph を編集しても良いのですが、config.ph だけ編集して、cf を編集しないと、次回 makefml config を実行してしまった際に cf の内容が反映されてしまうので、cf を編集→make config.ph という順序を取る方が良いと思います。

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このページは、もりもりが2006年7月 6日 23:48に書いた記事です。

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