【300】黒幕の本

2001年8月の開設以来、今回で丁度300回になりますが、書評っぽいことを書いたのは筆者の記憶の限りではこれまで2回だけ。これじゃ普段からあまり本を読んでないことがバレバレですね・・・。ちなみに1回は鴻上尚史の「恋愛論」のことを書いてます。この本は大好きなので、この回でも同じ内容に少し触れてます。そして2回目はつい先日、森達也の「放送禁止歌」について書きました。

この「放送禁止歌」は先月日本に一時帰国した友人に頼んで買ってきてもらったのですが、その時に一緒に買ってきてもらった本があと3冊ありまして、そのうちの1冊「黒幕―昭和闇の支配者〈1巻〉」こーじも読んでいたみたいです。

筆者の感想を述べますと、(特に児玉誉士夫のことを)綺麗に書きすぎてるんじゃないかなぁ、という印象。実話ベースの伝記っぽい書き方は、読み物としては分かりやすくて面白いのですが、ここに出てくる人々は実際は絶対もっと悪い奴らだと思うんですけどね(爆)宝島社の「昭和・平成 日本黒幕列伝」にも一緒に目を通すと、丁度バランスが取れて良いかもしれません。ちなみに「黒幕列伝」の方は、一人一人について書かれている量は少ないのですが、田中清玄、横井英樹、許永中、田中角栄などなど、大物と呼ばれる人物について、リファレンスっぽく整理されて書かれています。

なんで筆者がこの手の本に興味を持っているかと言いますと、笹川良一に関してはある程度おさえとかなあかんかなと思っていたからです、はい(笹川銀行には3世代に渡って貯金してますので ^-^;)。

なお「黒幕」で始まった「昭和闇の支配者」シリーズは第5巻まで続く予定で、「黒幕」につづいて「政商」「首領 ドン」が刊行され、今後「錬金術師」「経済マフィア」が刊行予定。実は「黒幕」と一緒に「政商」も買ってきてもらったので、まずそれを読まないと。「首領」以降もちょっと興味アリ。

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このページは、もりもりが2006年6月18日 23:12に書いた記事です。

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