【313】カードの換算レートが悪い

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インターネット経由でクレジットカードの利用履歴がチェックできるのは最近では普通ですが、外国で生活するようになって、その便利さをより実感するようになりました。日本にいた時から、カードの利用控えと請求明細との突き合わせはしていましたが、こちらでは日本国内に比べて誤請求やスキミングにあう可能性が高いように感じますので・・・(筆者の周囲で被害にあった人も何人かいます)。

そして最も大きな関心事は換算レート。為替レートが動いていると、月の中でも決済日によって2〜3%程度ずれることがあります。ちなみに最近円安とルピア高が続いているため、1ルピア=0.0128〜0.0131円というあまり良くない換算レートが適用されています。ルピアがもう少し安かった頃は1ルピア=0.0110円くらいだったので、2割近くルピアが上昇したことになります。

この換算レートはカード会社によって微妙に違いますが、筆者がよく使うVISA/Masterについては、換算日の調達レートに手数料1.63%を乗せた金額とされています。調達レートがどれくらいかというのは、手数料と当日の為替レートから逆算すれば分かりますが、TTM(中値)にかなり近い数字のようです。ですので、TTM+1.63%≒カードの換算レートと考えて差し支えないと思います。

具体的な数字で考えてみましょう。米ドルのTTMを117円として、1ドルの買い物をした場合、カードを使うと、1×117+1.63%≒118.90円となります。このレートはTTS(銀行売りレート、米ドルは通常TTM+1円)よりは悪いですが、通常の現金両替のレートよりは有利なことがほとんどだと思います。現金は余ったら再両替しなくてはなりませんし、落としたらそれっきりです。海外旅行の際にクレジットカードを使った方が良いというのは、安全面ももちろんありますが、実際に現金両替のレートよりも良いレートで買い物ができるのです。


ついでに今年1月から今日時点までの累計利用額を計算してみたところ約160万円。マイルアップメンバーズの加算上限(3万マイル=300万円)まではまだ140万円ありますから大丈夫そうです。このペースだと昨年と同じく200万円程度の利用額、3万マイル程度の稼ぎとなりそうです。年会費6825円でこれだけ稼げれば満足ですね。

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このページは、もりもりが2006年8月31日 23:05に書いた記事です。

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