【354】YMO復活を見て思うこと

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友人のブログにYMOについて書かれていました。懐かしいグループ名ですが、もしかして最近ではYMOを知らない人も増えているのかもしれません。こんな人たちです。メンバーは細野晴臣、坂本龍一、高橋幸宏の3名。3人の中では坂本龍一が最も有名でしょうか。映画ラストエンペラーのサウンドトラックや、何年か前にドリンク剤リゲインのCMソング「Energy Flow」を作曲した人です。ただ、細野晴臣と高橋幸宏が音楽の世界で果たした役割もまた大きいのです。

細野晴臣ははっぴいえんど、ティンパンアレーのメンバーでした。はっぴいえんどには大瀧詠一や松本隆が、ティンパンアレーには松任谷正隆、林立夫がいます。一方、高橋幸宏はというと、GAROのバックバンドに参加した後、サディスティックミカバンドのメンバーとなっています。GAROは大野眞澄がボーカルのグループで、すぎやまこういち作曲の「学生街の喫茶店」というヒット曲があります。サディスティックミカバンドは加藤和彦、ミカ夫妻、つのだ☆ひろ、高中正義らがいたグループ。末期には後藤次利もメンバーに入っていました。最近木村カエラが彼らのヒット曲「タイムマシンにおねがい」をカバーしたそうですね。

加藤和彦の名前が出たところで彼にも少し触れてみます。加藤和彦は龍谷大学出身、北山修(京都府立医大出身)、端田宣彦(同志社大出身)と共にフォーククルセダースのメンバーでした。その後、ミカ夫人とサディスティックミカバンドとして活動しますが、後に離婚、バンドも解散。その後、故安井かずみと再婚しています。彼が当時のフォークソング、ニューミュージックのエリアに与えた影響はすこぶる大きいわけです。

これらのそうそうたる顔ぶれの中で活躍し続けた細野晴臣と高橋幸宏。前述の加藤和彦と同様、時代的にも音楽的にも、フォークからニューミュージックへの転換点において、大きな役割を果たしたと言えます。とまぁ力説しましたが、これを分かってくれる人がどれくらいいるのか・・・(超爆)。

コメント(2)

いやあ、僕もここまで詳しくは知らなんだ・・。

ただ、大枠で 細野晴臣と高橋幸宏 ってのが凄いってのには同意!

60年代後半〜70年代というのは、日本の音楽界の変化が著しい時期だったと思います。個人的にはフォークソングもニューミュージックも好きですが、その丁度中間、70年代前半くらいのところが最も好きなんですよね。

はっぴいえんどなんてすごいですよ。なんて豪華な顔ぶれ・・・。松本隆は作詞家としても有名で、阿久悠と並ぶヒット曲メーカーです。筒美京平とのペアでの作品も多いですね、代表作はなんといっても「木綿のハンカチーフ」by太田裕美。あんな変則的な詞を書いた松本もすごいですが、それに曲をつけちゃった筒美もすごいわな。

書き始めるときりがなくなるので、このへんで(爆)。

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このページは、もりもりが2007年2月18日 23:44に書いた記事です。

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