【372】USB-パラレル変換ケーブルではまる

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なんとかセットアップを完了したThinkPad R60ですが、昨日お客さんの所に配達したスタッフがプリンタのセットアップをしようとしたところ、パラレルポートがついてないので接続できないとの連絡が。確かに最近のプリンタはUSB接続ばかりですからね・・・。

仕方ないのでUSB-パラレル変換ケーブルを使って再度セットアップをするように指示しました。当地では8万ルピア(約千円)程度で手に入ります。ただこの変換ケーブル、うまく認識されないといったトラブルが時々あるので、本当はあまり使いたくないのですが・・・。予感は的中し(爆)やはりうまく印刷ができないとのこと。お客さんには電話で謝り、翌日筆者が現地で対応することになりました。

日本でこんな変換ケーブルを使われる方は今時あまりいないでしょうが少し解説を。USB-パラレル変換ケーブルには、シンプレックス(片方向)とデュープレックス(双方向)の2種類があります。シンプレックス仕様のケーブルはパソコンからプリンタへのデータ送信のみに対応し、デュープレックス仕様のケーブルはパソコンとプリンタの間のデータ送受信に対応します。高機能なプリンタは、インクや紙詰まりの状態などをパソコンに送るようになっていますが、こういったプリンタで変換ケーブルを利用する場合にはデュープレックスのものを選ぶ必要があるわけです。

ところがこの変換ケーブルは、パラレルポートが本来認識できるすべてのデータを完全互換で認識できるわけではないようでして、仮にデュープレックス仕様のケーブルを選んだとしても、情報がパソコン側にきちんと流れてこないようなこともあります。なので、問題なく印刷されているのに「プリンタが接続されていません」といったエラーが表示されることもあります。今回も、結果的には問題なく印刷できるようにはなったのですが、印刷するたびにエラーが表示されてしまいます。まぁ無視してもらえばそれで良いのですが。

またパソコンとプリンタを立ち上げる順序も重要になります。Windowsが立ち上がったことを確認してから、プリンタの電源を入れる、という順序を守らないとプリンタがうまく動かないのです。このあたりの現象については、Sharpの複合機で同様の現象が起こる場合があるようで、ウェブサイトに丁寧な解説が載っているので、参考になると思います。

過去にも同様の現象が起こったことがあるという筆者の経験をお話しして、お客様には納得していただくことが出来ましたが、やっぱりこの変換ケーブルはあんまり使いたくないですね・・・。

コメント(4)

「USB-パラレル変換ケーブル『で』はまる」か。
最初斜めに読んだので、「さすがはもりもり。USB-パラレル変換ケーブルで萌え死んだのか?」と思ってしまいました。へへ。面目ない。
(要するに、「に」だと思ったわけです。「はまる」に釣られて←釣られるな)

>dainさん
そんな〜。USBみたいな緩い規格で萌え死ぬことは絶対あり得ないですね。でもSCSIとか、Socket7のような重めの規格だったら萌え死ぬ可能性もある(超爆)。複数のCPUメーカーが一つのソケット上で競争していたあの古き良き時代が懐かしいですね。Cyrix万歳!

はじめまして。
実は、私もはまりました。。。(笑)

大昔のCANON LBP930EX(2,000枚ペーパーデッキ付)を仕方なく、手放し、CANON LBP1910(2,000枚ペーパーデッキ付)に昨日買い換えました。
勿論、激安中古ですけど、今は快調に動いております。
この記事を見て、買い換える決心が付きました。
ありがとうございます。。

※自作機のマザーが壊れ、買い直したら、パラレルポートが付いていませんでした(爆)

>じ-.-じさん
コメントありがとうございます。最近シリアルとかパラレルが付いてないマザーって多いですよね。

パラレルポートに対応したプリンタサーバを買って、LANの中に入れてしまうという選択肢もあるかもしれませんね。ただしパラレル変換ケーブルと同じで、うまく認識しない可能性もありますけど・・・。

今でも時々お客さんからリクエストがあるのは「シリアルポート付きのノートブック」ですね。検査機械とか工作機械とかで、少し昔のものだとシリアルポートでデータのやり取りを行うのです。シリアル-USB変換ケーブルでうまくいく場合が多いのですが、やはりネイティブに対応してる方が良いですしね。速さを求めるわけでもないので、中古でも何でも、とにかくシリアルが付いてればOK、みたいな感じらしいです。

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このページは、もりもりが2007年4月24日 23:48に書いた記事です。

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