こちらで売られているパソコンは英語版なので、日本語版Windowsを使いたい場合は、OSだけ別途購入して、上書きインストール(またはパーティションを分けるなど)をする必要があります。今回もお客さんにLenovo ThinkPad R60を購入いただいたのですが、これを日本語化したいとのことで作業を行いました。
まず必要なドライバ類のバックアップをとってから作業開始。ThinkPadはHDDの一番後ろのパーティションに、リカバリ用のデータが保存されていますが、将来的に英語版に戻したいときのために、一応この領域は残したままにしておきます。残りの領域をフォーマットしてXPをインストール。CDROMブートできるので、ここまでは簡単です。
一通り終わったところで、最初にバックアップしたドライバ類をインストールしていきます。通常はこれですんなり終わるのですが、今回はなかなかうまく行きません。モデムのドライバがうまく入ってくれないみたいです。Googleで調べてみたところ、IBMのサイトに「モデムドライバーのインストールに失敗する」場合の対処方法がありました。
モデムはこれでOK。しかしまだドライバが認識できてないものがあります。「SMバスコントローラ」って何だろうと思って調べてみたら、こちらのサイトに解説がありました。どうやらIntelから提供されているドライバを先にインストールする必要があるみたいです。
今回はなるべく早く納品して欲しいと依頼されていたので焦ってしまいましたが、これで何とか完了しました。だいぶ前に某警備会社のトラブルシューティングではまったことを思い出してしまいましたよ・・・。そういえばVAIOではまったこともあったよな・・・。ただVAIOの場合と違うのは、今回はIBMのウェブサイトで情報が公開されて、ドライバ等がダウンロードできるようになっていたことですね。
最近のLenovo製品でしたら、「ThinkVantage System Update」というドライバー自動導入ソフトウェアを使うと、ドライバー類の導入が簡単です。
インターネットに接続されていれば、機種を判別して、必要なドライバーを自動的にダウンロードして、インストールすることができます。
→ http://www.lenovo.com/pc/support/site.wss/document.do?sitestyle=lenovo&lndocid=MIGR-66956
上記の他、日本語Windowsに限っては、「ソフトウェア導入支援」というアプリケーションも提供されています。
→ http://www-06.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd03.nsf/jtechinfo/SOFT-UPDATE