【387】FIC KA-6100にUSBコネクタを増設

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表題を見て、すぐに意味が分かる人は少ないでしょうね。FIC KA-6100はVIA Apollo PRO(VT82C691+VT82C596)搭載のマザーで、形状はBaby ATですが、ATとATXの両方の電源コネクタを持っており、ジャンパー設定でどちらの電源にも対応するという珍しいもの。Socket370→Slot1変換カード付属で結構安価に手に入ったため、当時余っていたATのケースを生かすために購入したと記憶しています。電源対応の点以外にも、UltraATA66対応、YAMAHAの音源(YMF715E-S)オンボード、といった点で若干お得感がありました。CPUはCeleron533、メモリはPC133 SDRAM 64×1+128×2、HDDはATAPI 60GB+80GB+120GBというように、見るからに寄せ集め系パソコンです(爆)。現在は予備機兼ファイル置き場として使っています。

こんな超マイナーなマザーですが、今更ながらUSBコネクタを増設してみようと思い立ちました。日本に一時帰国した際、たまたま立ち寄ったヨドバシカメラで、リアパネルにUSBコネクタを装備するためのケーブルが680円で売られていたので購入しておきました。ピンの結線はマザーによって異なる場合がある、とのことで、念のためKA-6100の情報をウェブで調べてみましたが、何せマイナーなマザーなのでほとんど情報がありません。こちらの英語版のページはかなり詳しく説明されていますが、さすがにUSBの結線までは言及していませんし。そこでマザーの種類にこだわらず、一般的なUSBの仕様について調べてみたところ、一般的なピン結線についての説明がありました

BIOSでオンボードUSBを有効にした後、このサイトを参考にしてケーブルを接続してみたのですが、うまくUSB機器が認識されません。USB接続のマイナスイオン発生器(USBから電源だけを取るやつ)を接続してみたところ動作しているので、5V電源は供給されている模様。DATA+/-の結線が逆だったのかなと思って入れ替えてみてもダメ。コントロールパネルからデバイスの状態を確認してみたところ、USBのところに「Unsupported VIA USB Universal Host Controller」と表示され、「このデバイス用にインストールされたドライバがありません」とのこと。どうやらドライバが認識されていなかったようです。

さらに検索すると、こちらの英文ページにたどり着きました。どうやらKA-6100が搭載するVIA製のUSBコントローラは、Windows標準ではサポートされていないようです(爆)。さらにじっくり読み進めたところ、BIOSの設定でUSBを有効にしてから「USB 1.10 Filter Patch」なるものをダウンロードしてインストールしろ、とのことでした。筆者はBIOS設定は既に確認済みだったので、早速ダウンロード、インストールを実行したところ、デバイスマネージャに無事「VT83C572/VT82C586 PCI to USB Universal Host Controller」が現れました。

ちなみにここまで苦労しても利用できるのは転送速度の遅いUSB1.1なんですけどね・・・。ついでに最新のドライバ(といっても2003年のもの ^^;)の詰め合わせ「VIA 4in1 Driver」を見つけたので、ダウンロード、インストールしておきました。

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このページは、もりもりが2007年6月 9日 22:19に書いた記事です。

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